5月5日、タマホームスタジアム筑後で行われた、福岡ソフトバンク対中日のウエスタン・リーグ公式戦第9回戦。中盤から点の取り合いが続き、両軍合わせて23安打が飛び出した一戦は、9対9の引き分けに終わった。
福岡ソフトバンクの先発は大竹耕太郎投手。初回を3人で終えてリズムをつくると、4回までを1安打に抑える好投を披露する。
打線は4回裏、1死満塁の好機で緒方理貢選手に犠飛が生まれ先制点を奪う。しかし、直後の5回表、1死2塁から滝野要選手にランニングホームランを許し、1対2と追いかける展開に。
5回裏、真砂勇介選手、デスパイネ選手の連打などで再び1死満塁とすると、増田珠選手が打球をセンターへと運び逆転に成功する。さらに6回裏にもガルビス選手、真砂選手、笹川吉康選手に3連続適時打が飛び出し、6対2とリードを広げた。
8回表、根尾昂選手の2ランで点差を縮められるも、8回裏には増田選手の本日2本目となる適時打などで再び4点差とする。しかし9回表、泉圭輔投手が2死満塁から適時打を浴び8対5に。代わってマウンドに上がった重田倫明投手も1点差とされると、まさかの2者連続振り逃げで試合をひっくり返された。
1点ビハインドとなって迎えた9回裏には、先頭の緒方選手が出塁。相手のミスもあって1死3塁に好機を拡大すると、周東佑京選手の適時打で同点に追い付く。なおも1死1塁とサヨナラの走者を置いていたが、マルク投手に踏ん張られ9対9で試合終了。
福岡ソフトバンクは、先発の大竹耕投手が8回途中4失点。打線は3安打3打点の増田選手を中心に中盤以降得点を重ねた。9回表に5失点で逆転された後も打線が意地を見せ、何とか同点に持ち込んだ。
123456789 計
中 000020025 9
ソ 000123021 9
中 橋本侑樹-佐藤優-松田亘哲-マルク
ソ 大竹耕太郎-椎野新-泉圭輔-重田倫明
文・吉村穂乃香
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