昨季のオリックスは5位発進から逆転優勝。4月終了時の順位とシーズン順位の関係【後編】

2022.5.1(日) 09:30 パ・リーグ インサイト
左から山川穂高選手、佐々木朗希投手、清宮幸太郎選手(C)パーソル パ・リーグTV
左から山川穂高選手、佐々木朗希投手、清宮幸太郎選手(C)パーソル パ・リーグTV

 ここまで、各球団に差はあるもののシーズンの1/6ほどが経過している。「開幕ダッシュ」がシーズン順位に与える影響が大きいことは前編で紹介したが、現在応援しているチームが下位スタートでも、諦めるにはまだ早すぎる。後編では開幕ダッシュに失敗したチームが、逆転する可能性を見ていく。

 なお、開幕が延期された11年と20年を除いた、「10年〜21年までの計10シーズン(以下、過去10シーズン)」の記録をもとに計算している。

4月終了時順位ごとのAクラス入りの割合、2022年シーズンの順位(C)パ・リーグ インサイト
4月終了時順位ごとのAクラス入りの割合、2022年シーズンの順位(C)パ・リーグ インサイト

昨季のオリックスに13年の東北楽天。開幕ダッシュ失敗→逆転優勝の可能性も?

 逆転優勝の可能性を探るうえで、まず記憶に新しいのは21年のオリックスだ。オリックスは昨季、開幕から波に乗り切れず4月終了時は5位。エースの山本由伸投手も開幕戦で黒星を喫すると、4月終了時は3勝2敗、5月に入ってからも3連敗と苦しんだ。しかしシーズン中盤から巻き返し、徐々に順位を上げる。山本投手も破竹の勢いで勝ち星を積み重ね、25年ぶりのリーグ優勝を果たした。

 また、2013年にリーグ優勝、そして日本一を獲った東北楽天も4月終了時は5位だった。つまり現在下位のチームにも十分逆転の可能性はあるのだ。一方で両軍に共通していたのは山本投手や田中将大投手のような「負けないエース」の存在。現在5位の千葉ロッテは佐々木朗希投手の大活躍、そして防御率リーグトップのロメロ投手、エース・石川歩投手など「負けないエース」候補が名を連ねる。ここからの巻き返しで2005年以来のリーグ優勝なるか。

 しかし、苦しい戦いが待っていることは間違いない。4月終了時に4位の球団でAクラス入りしたのは3割。5位、6位においては2割以下と、ここからは大型連勝のような“起爆剤”が必要なことは言うまでもないだろう。

 過去10シーズンで唯一、「6位」から「2位」でAクラス入りした2012年の埼玉西武は、前半戦をBクラスで終えながらも、8月に6連勝を飾るなど終盤で急加速している。その点では現在6位の北海道日本ハムも、BIGBOSSがマジックを起こしそうだ。あくまでデータは“傾向”に過ぎないため、今年は跳ね返す可能性もある。これからのパ・リーグが巻き起こす熱き戦いに注目だ。

文・小野寺穂高

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