東北楽天は100%Aクラス入り!? 4月終了時の順位とシーズン順位の関係【前編】

パ・リーグ インサイト

2022.5.1(日) 09:00

左から浅村栄斗選手、柳田悠岐選手、宗佑磨選手(C)パーソル パ・リーグTV
左から浅村栄斗選手、柳田悠岐選手、宗佑磨選手(C)パーソル パ・リーグTV

 3月25日に開幕してからおよそ1カ月が経過し、ここまで各球団に差はあるもののシーズンの1/6ほどが経過した。「開幕ダッシュ」という言葉があるが、この時期の順位はシーズンに与える影響が大きいのか。そこで今回は、「4月終了時の順位」と「シーズン順位」の関係性を探る。

 なお、開幕が延期された11年と20年を除いた、「10年〜21年までの計10シーズン(以下、過去10シーズン)」の記録をもとに計算している。

4月終了時順位ごとのAクラス入りの割合、2022年シーズンの順位(C)パ・リーグ インサイト
4月終了時順位ごとのAクラス入りの割合、2022年シーズンの順位(C)パ・リーグ インサイト

ペナントレースは「先手必勝」。しかし油断は禁物

 調べてみると過去10シーズン、4月終了時に首位だったチームは“100%”の割合でAクラス入りしている。順位別に見ると、そのまま優勝を果たしたのは2チーム(12年・北海道日本ハム、18年・埼玉西武)、2位終了は5チーム、3位終了は3チームだ。現在首位の東北楽天はどこまでこの調子を維持できるか。

 また、4月終了時に2位、3位と上位につけていたチームも同様に、シーズン終了時の順位は高い傾向。Aクラス入りした割合はともに6〜7割で、最下位に転落したケースに至っては「0」である。長いシーズンの最初の1カ月に過ぎないが、まさにペナントレースは「先手必勝」と言えるだろう。

 この結果を見れば、現在上位3チームのファンは安心するかも知れないが、油断は大敵だ。12年の千葉ロッテは4月終了時2位だが、最終順位は5位。昨季の福岡ソフトバンクも4月までは2位と好位置でスタートしたが、故障者も相次いで最終順位は4位と、13年以来8年ぶりのBクラスに甘んじている。あくまで“過去の傾向”なので、参考までにデータをご覧いただきたい。

 ではその一方で、下位スタートから逆転し、Aクラス入りを果たした球団はどれくらいあるのか。後編ではそちらを見ていこう。

文・小野寺穂高

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