4月27日、PayPayドームで行われた福岡ソフトバンクと埼玉西武の第5回戦は、8対2で埼玉西武が勝利。11安打8得点の猛打で連敗を阻止した。

　埼玉西武は初回、源田壮亮選手、オグレディ選手の連打などで1死2、3塁の先制機をつくると、打席には4番・山川穂高選手。直球を捉えてリーグ単独トップに躍り出る6号3ランとし、いきなり3点のリードを奪った。2回表には、1死満塁からオグレディ選手の犠飛で1点を追加する。

　オグレディ選手は4回表にも右翼席へ一発を放ち、早くもこの試合3打点目。「打った瞬間スタンドに入ると思った。手応えは完璧だった」と振り返った。なおも打線の勢いは止まらず、7回表には山川選手がセンター方向へ一発。今季2度目のマルチ本塁打で7対1とした。

　早い段階からリードをもらっていた先発の松本航投手は、5回まで毎回走者を許す苦しい投球に。3回裏には2死1、2塁から適時打を浴びたが、その後は何とか反撃をしのぐ。6回裏からは2イニング連続で無安打に抑え、7回を1失点にまとめた。

　8回裏に登板した森脇亮介投手が中村晃選手に1号ソロを許したものの、9回表にすかさず1点を追加した。9回裏は本田圭佑投手が今季初登板。同じく今季初出場の齊藤誠人選手とのバッテリーで3者凡退に締め、8対2で試合終了。

　勝利した埼玉西武は、山川選手が2本塁打含む3安打5打点の活躍。オグレディ選手と2人で全8打点を稼ぎ出した。先発の松本航投手は7回113球8安打2四球5奪三振1失点で今季3勝目を挙げている。敗れた福岡ソフトバンクは、1カ月ぶり先発マウンドの杉山一樹投手が5回6失点と試合をつくれず。打線も10安打で2得点とつながりを欠いた。

　 １２３４５６７８９ 計
西 ３１０２００１０１ ８
ソ ００１００００１０ ２

西 ○松本航-森脇亮介-本田圭佑
ソ ●杉山一樹-松本裕樹-板東湧梧-藤井皓哉-笠谷俊介

文・吉村穂乃香

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