4月27日、ZOZOマリンスタジアムで行われた千葉ロッテと東北楽天の第4回戦は、3対3の引き分けに終わった。
千葉ロッテの先発・本前郁也投手は、初回に2死から浅村栄斗選手に4号ソロを浴び、いきなり1点を先制される。しかし2回表を3者凡退に抑えると、3回表は得点圏に走者を置きながらも無失点で切り抜け、味方の反撃を待つ。
すると打線は3回裏、死球と高部瑛斗選手の内野安打などで2死1、2塁とする。ここで迎えた3番・中村奨吾選手が初球を思い切り振り抜くと、打球はレフトスタンドに飛び込む逆転の1号3ランに。
本前投手は尻上がりに調子を上げ、4回から3イニング連続で3者凡退と完璧なピッチング披露。6回98球3安打1四球1失点の内容でマウンドを降りた。しかし7回表、代わった廣畑敦也投手が先頭に四球を与えると、続くマルモレホス選手に同点の3号2ランを浴び、試合は振り出しに戻る。続く2死満塁のピンチは代わった中村稔弥投手がなんとか切り抜け、8回表は小野郁投手、9回表はゲレーロ投手が無失点で抑えるも、打線も得点を挙げられず試合は2試合連続の延長戦へ。
10回表を田中靖洋投手、11回表を小沼健太投手が無失点に抑えて流れを呼び込むと、11回裏、津留崎大成投手から先頭の和田康士朗選手が左中間に二塁打を放ち、サヨナラのランナーが出塁。続く中村選手がきっちり送ると、レアード選手は申告敬遠で歩かされ、1死1、3塁とサヨナラのチャンスを演出。しかし、代わった西口直人投手の前に佐藤都志也選手は内野ゴロ、代打・菅野剛士選手も内野フライに倒れてサヨナラはならず。12回裏は松井裕樹投手の前に3者凡退に終わり、試合終了。
両軍合わせて15投手が登板し、4時間以上に渡った熱戦は引き分けに終わった。千葉ロッテの先発・本前郁也投手は今季初勝利とはならずも6回1失点の好投。廣畑投手は同点弾を浴びるも、その後登板したリリーフ陣は5イニングを無失点に抑える粘りの投球を見せた。
一方の東北楽天は、先発の岸孝之投手が7回5安打1死球5奪三振3失点、リリーフ陣は6投手がそれぞれ1イニングを無失点に抑える好投を披露。打線は2本塁打で3得点を挙げたが、8回以降は1安打に終わった。
123456789101112 計
楽 1000002000 0 03
ロ 0030000000 0 03
楽 岸孝之-安樂智大-宋家豪-ブセニッツ-津留崎大成-西口直人-松井裕樹
ロ 本前郁也-廣畑敦也-中村稔弥-小野郁-ゲレーロ-田中靖洋-小沼健太-東條大樹
文・波多野瞭平
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