3月27日、楽天生命パーク宮城で行われた東北楽天と千葉ロッテの第2回戦は、6対5で東北楽天が勝利した。
東北楽天の先発・岸孝之投手は初回、2死1、2塁のピンチを背負うも、後続を断ち無失点で立ち上がる。するとその裏、千葉ロッテの先発・佐々木朗希投手が自己最速の164キロをたたき出し、3者連続三振に切って取る圧巻の投球を披露。続く2回表は、岸投手も3者連続三振の好投を見せ、両投手ともに気迫の投球でスタジアムを沸かせた。
試合が動いたのは3回表。岸投手は中村奨吾選手に適時打を浴び、1点の先制を許す。追い付きたい東北楽天打線はその裏、安田悠馬選手のプロ初安打などで1死1、2塁とすると、西川遥輝選手から移籍後初となる2点適時二塁打が生まれ、すぐさま逆転に成功する。
さらに6回裏、1死2塁の好機で浅村栄斗選手から適時打が生まれ追加点。スコアを3対1とし、東北楽天がリードを広げる。
先発の岸投手は6回109球7奪三振1失点の力投で救援陣にマウンドを託し、7回表をブセニッツ投手が無失点に抑えた。8回表は安樂智大投手がマウンドへ上がったが、佐藤都志也選手の適時二塁打で1点差に詰め寄られる。なおも1死2、3塁の場面で代打・山口航輝選手から逆転3ランを浴び、千葉ロッテに逆転を許してしまう。
2点を追う東北楽天は8回裏、西川選手の安打、四球などで1死1、2塁の好機をつくると、島内宏明選手の適時打で1点を返す。さらに9回表を西口直人投手が3者凡退で抑え、その裏、代打・銀次選手の安打などで1死1、3塁とすると、西川選手の犠飛で試合を振り出しに戻した。
延長10回表、11回表を松井裕樹投手が無失点に抑えると、続く11回裏、小深田大翔選手の安打などで2死2塁の好機をつかむ。ここで田中和基選手がサヨナラ適時二塁打を放ち、6対5で東北楽天が勝利した。
東北楽天は、本拠地で今季初勝利。先発の岸投手が6回4安打7奪三振1失点と、丁寧にコースをつく投球でチームをけん引した。打線では西川選手が移籍後初適時打含む2安打3打点。最後は田中和基選手がサヨナラ適時打で試合を決め、カード戦績を1勝1敗とした。
一方敗れた千葉ロッテは先発・佐々木朗投手が6回4安打10奪三振3失点と、立ち上がりから5者連続三振を奪うなど好投を見せた。打線では山口選手の本塁打で逆転するも、あと1点が遠く、試合を決めきれなかった。
1234567891011 計
ロ 00100004000 5
楽 00200101101X 6
ロ 佐々木朗希-西野勇士-ゲレーロ-益田直也-東條大樹-●鈴木昭汰
楽 岸孝之-ブセニッツ-安樂智大-弓削隼人-西口直人-○松井裕樹
文・山本理絵
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・試合詳細/動画はこちら
・【動画】田中和基のサヨナラタイムリー!
・【動画】西川遥輝の同点に追いつく犠牲フライ!
・【動画】6回1失点の好投を見せた先発・岸孝之
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