達川コーチ「おい、二刀流いけるぞ」
22日の試合前、福岡ソフトバンクの投手陣が29日から始まるセ・パ交流戦に向けてヤフオクドームで打撃練習を行った。
大谷翔平に負けてはいられない。野手の早出特打を前に、鷹の投手陣が次々と打撃ゲージに入って快音ならぬ“怪音"を響かせた。普段は握ることのないバットを振りながら、うれしそうな表情を浮かべる姿はまさに野球少年。終始笑顔が絶えない練習となった。
右打席に入ったモイネロは「両方で打てるよ」とまさかのスイッチヒッター宣言。「もう1回打ちたい」とゲージ入りを“おかわり"した嘉弥真新也は、打球をホームランテラスに放り込んだ後、今度はライトスタンド前列まで飛ばすパワーヒッターぶりを披露した。
達川光男ヘッドコーチは「おい、二刀流いけるぞ」と言った後に高村祐投手コーチに向かって「代打でいけるから(ブルペンで)最後まで残しといてな」とお願いする場面も。ワンポイントでの登板が主な嘉弥真は「(打席に立つことは)ないでしょうけどね」と、笑いながらも満足そうな表情を浮かべていた。
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