野村大樹〜競争を勝ち抜き未来の中軸へ。伸び盛りの高卒4年目内野手~(福岡ソフトバンクホークス)【インサイト的選手名鑑】

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2022.3.3(木) 21:50

福岡ソフトバンクホークス・野村大樹選手(C)パーソル パ・リーグTV
福岡ソフトバンクホークス・野村大樹選手(C)パーソル パ・リーグTV

野村大樹(のむら・だいじゅ)/内野手

#55/2000年9月10日
171cm・83kg/右投右打


 早稲田実業高校から2018年ドラフト3位で福岡ソフトバンクへ入団。高校時代は1年時から4番を任されるなど、早くからその才能を評価されていた。1学年先輩の清宮幸太郎選手(現・北海道日本ハム)と共に本塁打を量産していたのも記憶に新しい。最終的に、高校通算68本塁打という輝かしい実績を残し、プロの世界へ足を踏み入れた。

 ルーキーイヤーの2019年は三軍戦をメインに出場。三軍では打率3割をマークするも、二軍では22試合で打率.191と苦しんだ。しかしシーズン終盤にチームの順位が確定すると、一軍に昇格。9月28日のオリックス戦では途中出場から迎えた初打席でいきなりプロ初安打を放ち、一軍デビューに花を添えた。翌2020年は一軍出場はなかったが、主戦場を前年の三軍から二軍に移し、チームトップの74試合に出場。リーグ8位の.263という打率を残した。

 そうして迎えた2021年シーズン。6月に「スカパー!ファーム月間MVP賞」を受賞するなど好調だった6月を終え、7月1日に自身2度目の一軍昇格を果たすと、10日の試合でプロ初スタメンを勝ち取る。続く11日、宮城大弥投手(オリックス)から先制打を放ち、プロ初打点を記録。12日には本拠地で自身初のヒーローインタビューも経験した。

 後半戦は二軍で過ごし、79試合で打率.263をマーク。高卒でプロ入りしてから3年間、着実に経験を重ねていることは間違いない。伸びしろたっぷりの21歳。リチャード選手や増田珠選手といった、近い世代のチームメイトとの激しい競争を勝ち抜き、一軍の戦力へと名乗りを上げられるか。

【2021年一軍成績】
7試合 19打席3安打0本塁打3打点2四球 打率.176 出塁率.263 OPS.498


文・吉村穂乃香

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「一軍で打てたことが自信に」ーー野村大樹、夢のつづき
2019年オフ、台湾で行われたアジアウインターベースボールリーグに参加した野村選手。一軍デビューも果たしたプロ1年目と、将来の目標について語っている。

☆野村大樹選手の動画はこちらから!

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