B組から紅白戦に参加し、2回無安打3奪三振無失点の好投
福岡ソフトバンクの育成選手で元広島の藤井皓哉投手が、藤本博史監督から絶賛された。宮崎キャンプ第4クール2日目の16日に行われた紅白戦。B組から参加した右腕は2回を投げて無安打3奪三振無失点と好投。最速150キロを記録し、藤本監督は「今日1番の目玉。なんで広島クビになったんかな」と目を細めた。
圧巻の投球を披露した。1イニング目となった6回は甲斐を二飛、中村晃を147キロの真っ直ぐで空振り三振、今宮も二飛に打ち取って3者凡退。7回は井上、柳町を連続見逃し三振。高田に四球を与えたものの、海野を149キロで左飛に打ち取って2回を無失点に抑えた。
2014年のドラフト4位で広島に入団した藤井。2017年に2試合に登板するなど、1軍で14試合に登板していたものの、2020年オフに戦力外通告を受けた。2021年は高知でプレー。福岡ソフトバンクとの3軍戦でノーヒットノーランを達成し、11勝、防御率1.12、180奪三振で最優秀防御率と最多奪三振のタイトルを手にしていた。
このオフ、福岡ソフトバンクが育成選手として獲得し、NPBに復帰。キャンプはB組で練習を行い、この日初めてA組に参加した。この日の投球を目の当たりにした藤本監督は「投手で目立ったのは藤井やね。なんで広島クビになったんかな、と。真っ直ぐもズドンとくるし、スライダーもキレがいい。面白いかな。元々、いいとは聞いていたけど、ここまでいいと思わなかった。今日1番の目玉」と絶賛し、A組投手との入れ替えの可能性も示唆していた。
(福谷佑介 / Yusuke Fukutani)
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