3月は若手中心になる見込みも「キャッチャーだけは早めに」
野球日本代表「侍ジャパン」の栗山英樹監督が2日、宮崎市内で行われている福岡ソフトバンクの春季キャンプを訪問した。巨人、オリックスの視察後に訪れると、王貞治球団会長や藤本博史監督、小久保裕紀2軍監督と会談。東京五輪金メダルに貢献した甲斐拓也捕手への信頼も口にした。
3月の強化試合に向けたメンバー選考がまず直近のタスクとなる栗山監督。球界でも感染が広がっている新型コロナウイルスの影響もあって、若手中心の選考への切り替えが必至となる中で、指揮官は「捕る方だけは、キャッチャーだけは早めにスタートしていかないといけないと思っている」と、捕手に関しては来年のWBCを見据え、正捕手候補を呼びたい考えを明かした。
その筆頭となるのが、東京五輪で正捕手としてチームに貢献した甲斐だ。「選ぶ、とは言わないけど」と前置きした上で栗山監督は「甲斐拓也という選手の凄さを誰が一番知っているかというと、ホークスの皆さんもそうだけど、僕は彼にやられまくった。彼によってサインが変わるくらいのキャッチャーであるのは間違いない。日本の野球のベースになっている」と話していた。
(福谷佑介 / Yusuke Fukutani)
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