昨季は中継ぎで18試合に登板も防御率9.31と奮わず
千葉ロッテ2年目の左腕・土肥星也投手が20日の福岡ソフトバンク戦(ZOZOマリン)でプロ入り初先発に臨む。
昨年は18試合に中継ぎで登板。0勝1敗2ホールドで防御率は9.31と奮わなかった。今季イースタンでは、先発を含め6試合に登板して防御率は2.40。最長投球回は横浜DeNA戦での4イニングにとどまっている中での大抜擢だが、井口監督は「左というだけではない。いいピッチングを期待している」と潜在能力を買っての起用となる。
昨年先発で5勝をマークした酒居とは大阪ガス時代のチームメートで、最速147キロのストレートにチェンジアップ、シンカーを交えた投球が武器。社会人時代の経験を生かすピッチングができれば、貴重な先発左腕として井口監督の抜擢に応えられる。
相手は昨年の日本一福岡ソフトバンクだ。「内川さんが抜けているとはいえ、代わりはいっぱいいる。柳田さんは4割近い打率。ホームランを打たれないピッチングを心掛けたい」と土肥。新外国人左腕のオルモスは2軍降格、福岡ソフトバンクからテスト入団した左腕・大隣は結果を出せていないだけに、土肥にとっては大きなチャンスだ。「昨年から先発をやりたいと思っていた。先発の左(投手)は実質いない。結果を残せるチャンスととらえ、1つずつ。開き直って逃げずにいきたい」と抱負を語った。
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