もしもパ・リーグの選手でサッカー日本代表を組んだら

パ・リーグ インサイト

2018.5.18(金) 16:00

北海道日本ハムファイターズ・近藤健介選手(C)PLM
北海道日本ハムファイターズ・近藤健介選手(C)PLM

今年の4月1日、オリックス・バファローズとサッカーJ1・セレッソ大阪、そしてBリーグ・大阪エヴェッサの3チームコラボによる「選手移籍」エイプリルフールネタは、スポーツ界のみならず一般のファンにもインパクトを与えた。

オリックス・金子千尋投手のセレッソ大阪ユニホーム姿は想像以上に似合っており、「こんなサッカー選手いるかも」という妄想を掻き立てさせた。サッカー・ワールドカップロシア大会も間近に迫った中、もしもパ・リーグの選手でサッカーチームを作るとすると、どんなものになるのか。くだらないと言わず、エンタメとして読み流していただきたい。

GK、DFは…? 

GK:近藤 健介(北海道日本ハム)
特殊なポジションであることから、同じく野球においても特殊と言えるキャッチャーから選出。近藤選手は身長173センチと決して大柄ではないが、巧みなバットコントロールの良さと内野も外野もこなせてしまう器用さが、ロングフィードの精度と足元の技術の高さとダブる(ように思える)。かつて身長168センチながら世界を席巻した、メキシコ代表GKホルヘ・カンポスのようなイメージか。

DF:松田 宣浩(福岡ソフトバンク)、大田泰示(北海道日本ハム)、秋山翔吾(埼玉西武)
松田選手は長打力のイメージが強いものの、ゴールデン・グラブを6度獲得する守備力と、シーズンフル出場を5度記録しているタフさ、そして何よりどんなに劣勢でもチームを鼓舞する「声」も武器。いずれもDFに必要な要素だ。

大田選手は身長188センチ、95キロという類まれな身体能力と、昨年開花したここぞのパンチ力が、センターバックに通じるものがある。相手FWからすると制空権は渡してくれなそうだ。

シーズン216安打の日本プロ野球記録を持つ、球界屈指のアベレージヒッターである秋山選手。その打撃力もさることながら、プロ入り7年間で4度のゴールデン・グラブを獲得している守備力も魅力的である。冷静沈着に最終ラインを統率し、(安打のごとく)確実な硬軟自在のパスを中盤、そして前線へ供給する。

※あくまでもイメージです

MF:西川遥輝(北海道日本ハム)、中村晃(福岡ソフトバンク)、源田壮亮(埼玉西武)、荻野貴司(千葉ロッテ)
左サイドは西川選手、右サイドが荻野貴選手。どちらも快足ウイングとしてピッチを上下動し、攻守に奮闘。どちらもさっそうとピッチサイドを駆け上がる姿は絵になりそうだ。

「レフティースナイパー」の異名を取る中村晃選手は、偶然にも?同じナカムラ姓の中村俊輔選手(ジュビロ磐田)を彷彿とさせるフリーキックが得意(なイメージ)。ピンポイントのパスで中盤から前線にボールを供給し、攻撃へのスイッチを入れる。

源田選手は中盤で広大な守備範囲をカバーし、ピンチを刈り取る守備(のイメージ)を持つ。今年に入り打撃にも磨きがかかってきていることは、攻撃の起点ともなり得ることも想起させる。

FW:茂木栄五郎(楽天)、柳田悠岐(福岡ソフトバンク)、吉田正尚(オリックス)
全員左利き(左打ち)という共通項があるが、いずれもリーグ屈指の攻撃が魅力の選手たちが揃う。

茂木選手は小回りの利くスピードを兼ね備えたタイプで、相手DF陣を切り裂く(イメージ)。昨年は本塁打が前年比10本増と長打力にも磨きがかかり、ミドルレンジからのシュートが武器に加わったような印象だ。また「美しい」と「パワフル」が同居する打撃の吉田正選手は、スピードよりも強烈なミドルシュートが魅力的(イメージ)である。

柳田選手はパワー・スピードを兼ね備えたレヴァンドフスキ(バイエルン・ミュンヘン)のような存在か。走攻守すべてで「野性味あふれる」プレーぶりで野球界を席巻しているが、もしあの身体能力がサッカー、あるいはラグビーで生かされていたらどうなるのか。ワクワクは尽きない。

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