10月27日、楽天生命パーク宮城で行われた東北楽天と千葉ロッテの第25回戦は、2対1で東北楽天が勝利。今季最終戦を白星で飾り、66勝62敗15分の3位でレギュラーシーズンを終えた。
東北楽天の先発は則本昂大投手。1回表、1番・荻野貴司選手に右前打で出塁を許すと、2死2塁から4番・レアード選手に三塁線を破る適時2塁打を浴び、先制を許す。しかし後続を絶って最少失点で切り抜けると、2回表には3者連続三振を奪い、通算1500奪三振を達成した。
4回表からは早川隆久投手がマウンドへ。2イニングをパーフェクトに抑え、打線の反撃を待つ。すると5回裏、2死から四球と安打で1、3塁のチャンスを作り、太田光選手の左前適時打で同点に。さらに敵失策で満塁とするが、岡島豪郎選手が内野ゴロに打ち取られ、勝ち越しとはならなかった。
拮抗した試合が動いたのは8回裏だった。先頭の島内宏明選手が内野安打で出塁、鈴木大地選手が送りバントを決めると、銀次選手が申告敬遠されたところで打席には代打・小深田大翔選手。4球目を打ち返すと打球は、ライトの前に落ちる勝ち越しの適時打に。代打策的中で見事リードを奪った。9回表は宋家豪投手が3者凡退で締め、2対1で試合終了。
東北楽天は2番手の早川投手が3イニングをパーフェクトに抑える好投。代打出場の小深田選手が値千金の勝ち越し打を放ち、島内選手も猛打賞の活躍を見せるなど、本拠地最終戦を白星で飾った。敗れた千葉ロッテは小島投手が6回1失点の好投を披露したが、終盤に競り負けた。なお、この試合で千葉ロッテが敗れたため、オリックスの2021年パシフィック・リーグ優勝が決まった。
123456789 計
ロ 100000000 1
楽 00001001X 2
ロ 小島和哉-国吉佑樹-●佐々木千隼
楽 則本昂大-早川隆久-西口直人-○酒居知史-S宋家豪
文・森裕晃
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