10月26日、札幌ドームで行われた北海道日本ハムと埼玉西武の第25回戦は、1対0で北海道日本ハムがサヨナラ勝利。埼玉西武との対戦成績を13勝9敗3分で終えた。

　北海道日本ハムの先発・上沢直之投手は初回をわずか9球で抑えるなど、危なげないピッチングで埼玉西武打線を寄せ付けない。一方の埼玉西武の先発・與座海人投手は、走者を出しながらも要所を締める投球で得点を与えず。互いに一歩も譲らないまま、試合は0対0で折り返した。

　北海道日本ハムは7回裏、今季限りでの引退を表明した谷口雄也選手が代打で登場。埼玉西武の2番手・森脇亮介投手の初球をレフト前へ運び、現役最終打席を安打で締めくくると、球場は大きな拍手に包まれた。

　0対0のまま迎えた9回裏は、先頭の4番・近藤健介選手が四球で出塁。野選や犠打などで1死満塁の好機を得ると、松本剛選手が押し出し四球を選び、1対0でサヨナラ勝利を収めた。

　勝利した北海道日本ハムは、上沢投手が8回途中2安打7奪三振無失点の快投を披露すると、宮西尚生投手は14年連続となる50試合登板を達成。最終回は相手のミスなどで得た好機からサヨナラ勝ちを手にした。一方の埼玉西武は、與座投手が6回5安打2四死球4奪三振無失点の内容。しかし、9回裏に登板した武隈祥太投手が四球で走者を出すと、後を受けた田村伊知郎投手も踏ん張れなかった。

　 １２３４５６７８９　 計
西 ０００００００００　 ０
日 ００００００００１Ｘ １

西 與座海人-森脇亮介-公文克彦-●武隈祥太-田村伊知郎
日 上沢直之-宮西尚生-○杉浦稔大

文・高橋優奈

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