10月25日、楽天生命パーク宮城で行われた東北楽天とオリックスの第25回戦は、4対0でオリックスが勝利。オリックスは今季最終戦を白星で飾り、チーム25年ぶりのリーグ優勝へ一歩前進した。
勝利して逆転優勝に望みをつなげたいオリックスは、山本由伸投手が先発マウンドへ上がった。先頭打者の山崎剛選手を空振り三振に打ち取り、自身初のシーズン200奪三振に到達すると、その後も快投を披露。4回まで相手打線をわずか1安打に抑え込む。
すると5回表、打線が2死2塁とこの試合で初めて得点圏に走者を進め、打席には紅林弘太郎選手を迎える。打球はしぶとく三遊間を抜け、2塁走者のT-岡田選手がヘッドスライディングで本塁に生還。貴重な先制点を挙げた。
7回表、ラベロ選手の安打と失策で2死1、3塁の得点機を演出すると、打席にはまたも紅林選手。詰まった当たりが内野手と外野手の間に落ち、1点を追加した。さらに9回表には、安達了一選手が2ランスクイズを決め、東北楽天を突き放す。
リードを4点に広げて迎えた9回裏にも、引き続き山本投手がマウンドへ。フェンス際に迫った打球をジャンピングキャッチした後藤駿太選手の好守にも助けられ、4対0のまま試合終了。
勝利したオリックスは、先発の山本投手が今季4度目の完封で18勝目。自身15連勝と球団記録も樹立し、有終の美を飾った。打線では、最終回に安打を放った杉本裕太郎選手が打率3割・30本塁打を達成している。一方敗れた東北楽天は、8回2失点と好投した田中将大投手を援護することができなかった。
123456789 計
オ 000010102 4
楽 000000000 0
オ ○山本由伸
楽 ●田中将大-ブセニッツ
文・吉村穂乃香
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