10月25日、ZOZOマリンスタジアムで行われた千葉ロッテと福岡ソフトバンクの第25回戦は、15対7で福岡ソフトバンクが勝利。シーズン最終戦を大勝で飾り、60勝62敗21分の4位で2021シーズンを終えた。
福岡ソフトバンクの先発・千賀滉大投手は初回、マーティン選手の一発で先制を許す。しかし2回表、安打と失策で1死1、2塁の好機をつくると、甲斐拓也選手の適時打とリチャード選手の犠飛で逆転に成功。さらにこの後、柳町達選手から5連打の猛攻を見せ、5得点を奪った。
3回表には、柳町選手のソロ本塁打で1点を追加。この一発がプロ初本塁打となった柳町選手は、「初ホームランでうれしい。逆方向へ打つのは自分の長所でもあるが、マリンの風が後押ししてくれた」とコメントしている。続く4回表、栗原陵矢選手にも2戦連発となる21号2ランが飛び出し、リードを9点に広げた。
6回以降も打線の勢いは止まらず、中村晃選手の本塁打、リチャード選手の適時打などで5得点を挙げた。一方、5回裏に2失点を喫した千賀投手は、6回を投げ切ったところで降板。救援陣が2被弾などで4点を失ったものの、大量リードを守り切り、15対7で試合終了。
勝利した福岡ソフトバンクは、先発全員安打を含め、チーム全体で20安打15得点と打線が爆発。2安打5打点の活躍を見せた栗原選手は、キャリアハイとなるシーズン77打点を記録した。また、6回3失点の好投を見せた千賀投手は、6年連続の2桁勝利を挙げている。敗れた千葉ロッテは、先発の美馬学投手が1.2回7失点(自責0)と誤算で、優勝マジックを減らすことができなかった。
123456789 計
ソ 071202120 15
ロ 100020121 7
ソ ○千賀滉大-石川柊太-甲斐野央-板東湧梧
ロ ●美馬学-岩下大輝-東妻勇輔-田中靖洋-鈴木昭汰
文・吉村穂乃香
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