10月14日、札幌ドームで行われた北海道日本ハムと埼玉西武の第22回戦は、3対0で埼玉西武が勝利した。
北海道日本ハム・伊藤大海投手、埼玉西武・松本航投手による背番号「17」対決で始まった一戦は、熱い投手戦となった。
松本投手は2回表、2死1、3塁のピンチを迎えるも中島卓也選手を見逃し三振に打ち取り、無失点に切り抜ける。以降も走者を出しながらも要所を締める投球で先制を許さない。好投を続ける松本投手を援護したい打線だったが、伊藤投手を打ち崩せず。3回表には2死満塁とするも、後続が倒れて先制の好機を逃がし、5回までスコアボードに0が並んだ。
0対0で迎えた6回表、ついに均衡が破れる。森友哉選手が二塁打で好機を演出すると、中村剛也選手が16号2ランを放ち先制に成功。打った中村選手は、「打ったのはスライダー!打てて…よかったです」と豪快な一発に納得した表情を見せた。
松本投手が6回裏から2イニングを3者凡退に抑えて流れをつくると、中村選手に今日2本目となる17号ソロが飛び出して1点を追加。主砲の頼もしい一発で勝利を手繰り寄せる。8回裏はギャレット投手が2死1、2塁と一発同点のピンチを背負うも、近藤健介選手を内野ゴロに打ち取って無失点に。最終9回裏は平良海馬投手が締め、3対0で試合終了。
勝利した埼玉西武は、松本投手が9勝目をマーク。「今日は、先制点を取られないことを意識してマウンドにあがりましたが、中村さんが2ラン、そしてソロホームランを打ってくださって、本当にうれしかったです。自分も勢いに乗って、抑えることができました。」と中村選手の心強い援護の流れに乗り、7回98球3安打3四球4奪三振無失点の好投を見せた。なお、平良投手が史上2人目、リーグ史上初となる1シーズン20ホールド&20セーブを達成した。一方、敗れた北海道日本ハムは、伊藤投手が7回115球6安打2失点の力投も敗戦投手に。打線もあと一本が出ず、無得点に終わった。
123456789 計
西 000002010 3
日 000000000 0
西 ○松本航-ギャレット-S平良海馬
日 ●伊藤大海-玉井大翔-井口和朋
文・下村琴葉
関連リンク
・ハイライト動画/ヒーローインタビューはこちら
・【動画】中村剛也選手の16号&17号ホームラン
・松本航投手の動画/成績をチェック
・平良海馬投手の名鑑はこちら
記事提供: