9月29日、PayPayドームで行われた福岡ソフトバンクと埼玉西武の第22回戦は、9対0で福岡ソフトバンクが勝利。投打がかみ合い4連勝を飾った。
福岡ソフトバンクは、相手先発の左腕・浜屋将太投手攻略へ、1番打者に川島慶三選手を起用。8月22日以来の先発出場となったが、初回に四球で出塁し、栗原陵矢選手の適時二塁打で先制のホームを踏んだ。
打線は3回裏にも、川島選手の四球を起点に2死1、3塁の得点機を演出する。ここで打席に入ったデスパイネ選手がリードを広げる2点適時二塁打を放つと、続く松田宣浩選手の打球はレフトスタンドへ。プロ通算300号を本拠地で飾り、「僕らしいテラスまで運んだホームラン。とにかく大きい追加点となって良かった」とコメントした。
5回裏には満塁の好機をつくると、松田選手の犠飛、牧原大成選手の適時二塁打で3点を追加。早い段階で援護をもらった先発のマルティネス投手は、中5日という登板間隔も影響したか、毎回のように走者を出す苦しい投球が続く。しかし、粘り強い投球で6回99球4安打無失点にまとめ、今季9勝目の権利を持って降板した。
7回表を甲斐野央投手、8回表を古谷優人投手がともに3者凡退に抑えると、8回裏には今宮健太選手の三ゴロの間に9点目を挙げる。9回表を田中正義投手が無失点で締め、9対0で試合終了。
勝利した福岡ソフトバンクは、松田選手が9月11日以来の一発で通算300号本塁打を達成。同世代の川島選手も3度出塁し、全て本塁に生還するなど、ベテランコンビの活躍が光った。一方敗れた埼玉西武は、先発の浜屋投手が6回6安打5四球で8失点。四球がことごとく失点につながった自身の投球について、「自分自身を苦しめて、自滅をしてしまった」と振り返った。
123456789 計
西 000000000 0
ソ 10403001X 9
西 ●浜屋将太-田村伊知郎
ソ ○マルティネス-甲斐野央-古谷優人-田中正義
文・吉村穂乃香
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