2回1死満塁で中島卓がプロ通算2本目の本塁打となる満塁弾を放って逆転
北海道日本ハムが敵地で連勝した。12日、ヤフオクドームで行われた福岡ソフトバンク戦。2回に、中島卓也が通算でも2本目の本塁打となる満塁本塁打を放つなど一挙に5点を奪うと、継投策でリードを守り抜き、5‐3で勝利した。
初回、先発の有原が中村晃、柳田と2本のソロ本塁打を浴びて2点を先行された日本ハム。だが、2回、意外な人物の一振りが流れを変えた。石井一の適時二塁打で1点を返し、なおも1死満塁のビッグチャンスを作ると、中島卓が右翼スタンドへ飛び込む逆転満塁弾。昨季9年目でプロ1号を放った小兵の、通算2本目の本塁打が勝利を呼んだ。
有原は5回を投げて10安打を浴びて3失点。117球を要し、決して好投とは言えなかったが、4勝目。公文、浦野、西村、宮西、トンキンとリリーフ陣がホークス打線に反撃を許さずに、リードを逃げ切った。
福岡ソフトバンクは、また1発に泣かされた。先発のバンデンハークが許した安打はわずか4本。5四死球を与える不安定な内容ではあったが、中島卓に浴びた満塁弾が大きく響いた。打線も初回に中村晃、柳田のソロで2点を先制しながら、その後は逸機の連続。得点圏には走者を進めながら、内川、デスパイネ、松田の中軸がことごとく凡退し、チャンスを潰した。北海道日本ハムはわずか4安打で5得点、対する福岡ソフトバンクは12安打を放ちながら3点に終わり、連敗となった。
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