バンデンハークから右翼ポール際スタンドへと運ぶ
北海道日本ハムの中島卓也内野手が、プロ初のグランドスラムを放った。12日、敵地ヤフオクドームで行われた福岡ソフトバンク戦。2回1死満塁で打席に入ると、ヤフオクドームの右翼スタンドへと届く逆転の満塁本塁打を放った。
2点ビハインドで迎えた2回。石井一の適時二塁打で1点を返した日本ハムは、杉谷の死球、清水の右前安打で満塁の絶好機を作る。ここで打席には中島卓。1ストライクからの2球目。バンデンハークが投じたインコースへのスライダーを捉えた打球が、高々と舞い上がった。
敵地のファンが静まり返る静寂の中、打球は右翼ポール際スタンドへ。今季1号、プロ通算でも2本目となる本塁打は、まさかの満塁本塁打に。プロ1本塁打の中島卓の1発に、左翼スタンドの北海道日本ハムファンからは驚きのどよめきが。球場の大部分をピンクに埋めた福岡ソフトバンクファンは静まり返った。
プロ初本塁打もヤフオクドームでの福岡ソフトバンク戦だった。昨季、7月30日の対戦でプロ初本塁打を放ったが、この時は右翼ホームランテラス席へのアーチ。この日は右翼スタンドまで届く“正真正銘"の本塁打だった。
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