9月9日、ほっともっとフィールド神戸で行われたオリックスと千葉ロッテの第19回戦は、2対2で引き分けに終わった。
オリックス先発の田嶋大樹投手は初回、2番・小窪哲也選手から三振を奪うなど、3者凡退に抑える上々の立ち上がりを披露。打線は1回裏、3番・杉本裕太郎選手と4番・T-岡田選手の連打で2死1、3塁とするが、5番・大下誠一郎選手がセカンドゴロに打ち取られ、先制機を逸する。
両先発が好投を続ける中、試合が動いたのは5回裏。7番・西野真弘選手が左安打で出塁すると、8番・紅林弘太郎選手が送りバントを決める。2死2塁となったところで、1番・福田周平選手が中前適時打を放ち、貴重な先制点を挙げた。
直後の6回表、8番・藤岡裕大選手の中安打に失策が絡んで1死2塁のピンチを迎えた田嶋投手だったが、9番・加藤匠馬選手を三振、1番・荻野貴司選手を右飛に打ち取ってピンチを脱出する。すると6回裏、先頭の3番・杉本選手がライトスタンド中段への24号ソロを放ち、リードを2点に広げた。
田嶋投手は7回表、先頭の2番・小窪選手にNPB復帰後初安打となる1号ソロを浴びて1点差に詰め寄られたものの、後続を打ち取って最少失点に。8回3安打2四球10奪三振1失点の力投で守護神に後を託す。
しかし9回表、抑えの平野佳寿投手が先頭の1番・荻野貴選手に8号ソロを浴び、試合は土壇場で振り出しに。9回裏は、代打・ジョーンズ選手の二塁打などで1死1、2塁とサヨナラの好機を迎えたが、代打・松井雅人選手は空振り三振、続く紅林選手は三直に倒れ、試合は2対2の引き分けに終わった。
千葉ロッテは荻野貴選手と小窪選手の1、2番コンビにホームランが飛び出し、投手陣の力投に報いる引き分け。一軍復帰登板となった石川歩投手は、6回7安打1四球1奪三振2失点の力投を見せた。一方、杉本選手の一発や田嶋投手の好投が光ったオリックスにとっては、9回表に追いつかれ、サヨナラの好機を逃す悔しいゲームとなった。
123456789 計
ロ 000000101 2
オ 000011000 2
ロ 石川歩-ハーマン-東妻勇輔-益田直也
オ 田嶋大樹-平野佳寿
文・森裕晃
関連リンク
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