お株を奪う猛攻で千葉ロッテが圧勝。復帰後即スタメンの角中選手も今季初打点

パ・リーグ インサイト

2018.5.11(金) 21:00

千葉ロッテマリーンズ・ドミンゲス選手(C)PLM
千葉ロッテマリーンズ・ドミンゲス選手(C)PLM

メットライフドームで行われた埼玉西武対千葉ロッテの第7回戦。カード初戦の両先発は埼玉西武が佐野投手、千葉ロッテは涌井投手だ。

今季初登板初先発の佐野投手は昨年6月に左膝半月板の手術を受けており、復活の一軍マウンドとなる。メットライフドームでは今日から3連戦で「ウーマンフェスタ」を開催。“獅子女”の黄色い声援を味方にしたいところ。対する千葉ロッテは角中選手が昇格即4番スタメンのオーダーで挑む。

先制したのは埼玉西武。初回、1番・秋山選手が安打で出塁し、3番・浅村選手が右翼へ8号2ラン。涌井投手から幸先良く2点を挙げる。

ところが、千葉ロッテがすぐさま反撃。2回表、5番・井上選手と7番・鈴木選手の安打で1死1,2塁とし、打席には今季ここまで無安打の8番・ドミンゲス選手。佐野投手の直球を強振すると、左翼ポール際へ飛び込む来日初本塁打。第1号3ランで逆転する。

なおも、9番・田村選手の四球と、1番・荻野貴選手、2番・藤岡裕選手の連打で満塁と攻め立てると、3番・中村選手が押し出しの死球を受ける。続く4番・角中選手は犠飛で今季初打点を挙げ、スコアを5対2とし、佐野投手をノックアウト。攻撃の手を緩めることなく、代わった伊藤投手からも井上選手と6番・清田選手が連続適時二塁打を放った。この回、打者12人で一挙8得点。猛攻で試合をひっくり返した千葉ロッテが8対2とリードする。

大量援護に守られた涌井投手は、4回裏に浅村選手に9号ソロを打たれるが、埼玉西武打線に連打を許さず。

8対3の6回表、田村選手が安打で出塁すると、荻野貴選手が送って1死2塁とし、藤岡裕選手が適時打。なおも2死2,3塁の場面で井上選手が2点適時打を打ち、11対3とさらに突き放す。さらに8回表にも内野ゴロの間に12点目を挙げて勝負あり。

12対3で大勝した千葉ロッテは連敗が3でストップ。埼玉西武のお株を奪う猛攻で今季初の二桁得点を記録した。涌井投手は7回を投げ、奪三振7、与四球1の3失点で3勝目。埼玉西武は今季初の3連敗。浅村選手が2打席連続本塁打と奮闘も、序盤の大量失点が重くのしかかった。

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