【ファーム】鈴木将平がサヨナラ打! 最大6点差を追い付いた埼玉西武が乱打戦を制す

パ・リーグ インサイト

2021.8.19(木) 17:11

埼玉西武ライオンズ・鈴木将平選手(C)パーソル パ・リーグTV
埼玉西武ライオンズ・鈴木将平選手(C)パーソル パ・リーグTV

 8月19日、CAR3219フィールドで行われた、埼玉西武と横浜DeNAのイースタン・リーグ公式戦第16回戦は、9対8で埼玉西武がサヨナラ勝利。最大6点差を逆転し、連敗を「5」で止めた。

 埼玉西武の先発・豆田泰志投手は初回、2死2、3塁から倉本寿彦選手の適時打で2点を先制される。しかし、直後の1回裏、鈴木将平選手、高木渉選手の安打で1死1、2塁の好機をつくると、渡部健人選手の適時打と山村崇嘉選手の犠飛ですぐさま試合を振り出しに戻した。

 2回表、豆田投手は2死から3者連続四球で満塁のピンチを招く。追い付いてもらった直後だけに何とか切り抜けたいところだったが、蝦名達夫選手に初球を左翼席まで運ばれ、一挙4失点を喫した。続く3回表は無失点に抑えたものの、4回表には戸柱恭孝選手に2点適時打で追加点を献上し、4回8失点という登板内容で降板した。

 6点ビハインドのまま迎えた6回裏、打線は打者9人の猛攻で反撃。2四球と失策で2死満塁とすると、押し出し四球でまず1点を返す。続く渡部選手、山村選手はともに2点適時打を放ち、一気に1点差まで追い上げた。さらに、8回裏には仲三河優太選手が押し出し四球を選び、8対8の同点とした。

 9回裏、先頭の柘植世那選手が安打で出塁。続く川野涼多選手は投ゴロに倒れたものの、盗塁と二ゴロの間の進塁で2死3塁とする。ここで打席に入った鈴木選手の打球が右翼手の頭上を越えるサヨナラ打となり、試合終了。先発の豆田投手が4回6安打7四球8失点と序盤に大きくリードをつけられたが、6回裏の猛攻で流れを取り戻し、劇的なサヨナラ勝利を飾った。

  123456789 計
デ 240200000 8
西 200005011X9

デ 有吉優樹-コルデロ-武藤祐太-池谷蒼大-田中健二朗-●中川虎大
西 豆田泰志-赤上優人-大曲錬-井上広輝-小川龍也-○宮川哲

文・吉村穂乃香

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