8月9日、京セラドーム大阪で行われたオリックスと横浜DeNAの「2021プロ野球エキシビションマッチ」は、11対2でオリックスが勝利した。
オリックスの先発・中川颯投手は2回表、1死1塁から牧秀悟選手の適時二塁打で先制を許し、この回限りで降板。3回表は2番手・漆原大晟投手が2死1、2塁のピンチを切り抜けると、4回表は比嘉幹貴投手、5回表は吉田凌投手が3人で抑える完璧なリリーフを見せる。
一方の打線は序盤から走者を出しながらも、横浜DeNAの先発・濱口遥大投手から得点を奪えない展開が続いた。しかし5回裏、先頭の1番・福田周平選手がセンターへの二塁打でチャンスメイクすると、3番・来田涼斗選手の適時打で同点に追い付く。なおも1死1塁からは4番・杉本裕太郎選手にセンターへの勝ち越し2ランが飛び出し、この回3得点で逆転に成功した。
リードを奪ったオリックスは6回表、5番手・齋藤綱記投手が3者凡退に抑えると、終盤に差し掛かった7回表からも澤田圭佑投手とヒギンス投手がそれぞれ1イニングを3人で打ち取って流れを渡さない。
すると8回裏に打線が奮起。四死球で得た無死1、2塁のチャンスで頓宮裕真選手に適時打が飛び出すと、なおも1死2、3塁から後藤駿太選手、西野真弘選手の連続適時打で3点を追加。さらに佐野皓大選手、若月健矢選手、西村凌選手にも適時打が生まれるなど、この回打者12人の猛攻で8得点を奪った。10点リードに広げて迎えた9回表は富山凌雅投手が登板。細川成也選手に被弾するも大差は変わらず、11対2で試合終了。
勝利したオリックスは8投手による小刻みな継投でつないで、3回以降の救援陣は無失点リレーを披露した。11安打12得点の打線では、勝ち越し弾を放った杉本選手が2試合連続本塁打をマーク。福田選手、来田選手はマルチ安打を記録した。
123456789 計
デ 010000001 1
オ 00003008X 11
デ 濱口遥大-伊勢大夢-三上朋也-平田真吾-シャッケルフォード-櫻井周斗
オ 中川颯-漆原大晟-比嘉幹貴-吉田凌-齋藤綱記-澤田圭佑-ヒギンス-富山凌雅
文・和田信
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