ディクソンが先制打の活躍! 涌井秀章ら投手陣が完封リレーを見せた楽天が勝利

パ・リーグ インサイト

2021.8.8(日) 20:06

東北楽天ゴールデンイーグルス・涌井秀章投手(C)パーソル パ・リーグTV
東北楽天ゴールデンイーグルス・涌井秀章投手(C)パーソル パ・リーグTV

 8月8日、楽天生命パーク宮城で行われた楽天と阪神の「2021プロ野球エキシビションマッチ」は、3対0で楽天が勝利した。

 楽天の先発は涌井秀章投手。初回を3者凡退で抑える上々の立ち上がりを見せると、その後も要所を締めるピッチングで阪神打線に先制を許さない。しかし楽天打線も、早めの継投を見せる阪神投手陣の前に好機を作ることができず。序盤は両軍ともにスコアボードに0を刻む。

 試合が動いたのは5回裏、先頭の岡島豪郎選手が二塁打で出塁し、楽天はこの試合初めて得点圏に走者を置く。この好機にディクソン選手が「いつもワクイさんにはお世話になっているから先制できて良かった」と、中前適時打を放ち先制。さらに山崎剛選手、炭谷銀仁朗選手の連打で1点を追加すると、辰己涼介選手も犠飛で確実に得点を積み重ね、3対0とリードを広げた。

 先発の涌井投手は5回6回を連続で3者凡退に抑えるなど、徐々に安定感を増し6回69球4安打3奪三振無失点の好投で降板。7回表からはブセニッツ投手にスイッチする。1回を1安打無失点に抑えると、8回表は3番手・宋家豪投手が無安打で阪神打線を寄せ付けず、3点のリードを守った。

 最終回は守護神の松井裕樹投手が登板。2四球で得点圏に走者を背負うも後続から2者連続三振を奪い、無失点に抑える。特別ルールにより9回裏も攻撃が行われたが、スコア変わらず3対0で試合終了。「2021プロ野球エキシビションマッチ」最終カードの初戦を勝利した楽天は、完封リレーで3点差を守り抜いた。打線が5回裏に4連打の固め打ちで試合の流れをつかんだ。

  123456789 計
阪 000000000 0
楽 000030000 0

阪 秋山拓巳-湯浅京己-尾仲祐哉-岩貞祐太-浜地真澄-小野泰己-エドワーズ
楽 涌井秀章-ブセニッツ-宋家豪-松井裕樹

文・小野寺穂高

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