7月27日、PayPayドームで行われた福岡ソフトバンクと横浜DeNAの「2021プロ野球エキシビションマッチ」は、4対3で福岡ソフトバンクが勝利した。
初回、福岡ソフトバンクはアルバレス選手の安打などで2死3塁とすると、4番・リチャード選手に適時二塁打が飛び出し1点を先制する。さらに続く中谷将大選手が「正直緊張しましたが、自分のスイングで結果を出すことができ、いいスタートを切ることができた。しっかりアピールしていきたいと思います」と2ランをレフトスタンドへたたき込み、序盤から3点のリードを得た。
2回裏には、2死3塁の好機でアルバレス選手が適時打を放ち1点を追加。アルバレス選手は「1打席目にいい形でヒットを打つことができ、2打席目はリラックスしながら打席に入れました。チャンスに一本打つことができて良かった。NPBで野球をする夢が叶って、とても気持ちが高ぶっているし、いい集中力でプレー出来ていると思う」とコメント。スコアを4対0とする。
福岡ソフトバンクの先発・笠谷俊介投手は、4回表まで横浜DeNA打線を無安打に封じ込める好投を披露していたが、5回表に宮崎敏郎選手と楠本泰史選手に安打を浴びて1死1、3塁のピンチを背負うと、大和選手の犠飛で1点を失う。ここで笠谷投手はアクシデントもあり降板。続く2死2塁の場面で、2番手・津森宥紀投手が伊藤裕季也選手に適時二塁打を浴び、2点差に詰め寄られる。
続くピンチは辛くも切り抜け、6回表、7回表は板東湧梧投手、8回表は高橋礼投手が1人の走者も許さず無失点でつなぎ、2点のリードを守る。最終回は甲斐野央投手が1死から細川成也選手に本塁打を浴びて1点差とされるも、後続を2者連続三振に打ち取り4対3で試合終了。
勝利した福岡ソフトバンクは主力が不在ながらも、新加入のアルバレス選手が2安打1打点、中谷選手が2ランを放つなど躍動。投手陣は先発の笠谷投手がアクシデントもあって4.2回80球2安打6奪三振2失点、その後はリリーフ陣がリードを守りきって「2021プロ野球エキシビションマッチ」初戦を勝利で飾った。
123456789 計
デ 000020001 3
ソ 31000000X 4
デ 坂本裕哉-進藤拓也-池谷蒼大-伊勢大夢
ソ 笠谷俊介-津森宥紀-板東湧梧-高橋礼-甲斐野央
文・下村琴葉
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