#28／1998年5月30日生まれ
174cm・84kg／左投左打

　徳島・鳴門高校からJFE西日本を経て、2019年のドラフト1位で北海道日本ハムに入団。高校時代は1年から夏の甲子園を経験すると、続く2年夏と3年夏にも甲子園に出場した。プロ注目の存在だったが、プロ志望届を提出せずに社会人野球の世界へ。1年目から都市対抗野球に補強選手として出場するなど、実績を積んで即戦力の社会人No.1左腕としてプロの門を叩いた。

　ルーキーイヤーの2020年は開幕ローテーション入りを果たすと、6月24日の楽天戦でプロ初登板を迎える。序盤は好投したが勝利投手の権利がかかった5回に楽天打線につかまり、逆転3ランを浴びるなど4失点でプロの洗礼を浴びた。その後の2試合は勝ち星に恵まれず、迎えた7月19日の千葉ロッテ戦で8回2失点の力投。4登板目にしてプロ初勝利をつかんだ。

　その後は9月に一軍を離れ、終盤に再びチャンスを得て4試合に登板するも、思うような結果を残せず。最終的には12試合で3勝5敗、防御率5.07と、即戦力として期待されていただけに、悔しいシーズンとなった。

　2年目となる2021年も先発として開幕を迎えたが、シーズン初登板となった3月30日の埼玉西武戦で4回途中4失点。しかし4月中旬からリリーフに転向すると、18試合連続無失点をマークするなど起用に応える投球を続けている。前半戦終了時点の成績は30試合で防御率1.38、2勝1敗8H。この調子で好投を続け、飛躍の一年となるだろうか。

【2020年一軍成績】
12試合 3勝5敗 60.1回 43奪三振 防御率5.07 WHIP1.54

文・岡絃哉

河野投手をもっとよく知るために。パ・リーグ インサイトの過去の記事

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ルーキーイヤーの2020年シーズンは12試合で3勝5敗、防御率5.07と悔しい一年となったが、この経験を糧にして2年目は課題となっていたリリーフの一員として奮闘している。若き左腕はまだまだ成長を見せてくれるだろう。

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