7月10日、ウェルファムフーズ森林どりスタジアム泉で行われた楽天と埼玉西武のイースタン・リーグ公式戦、第9回戦は3対2で楽天が勝利。9回裏に試合を振り出しに戻した楽天がサヨナラ勝ちを収めた。
楽天の先発は、塩見貴洋投手。初回、2死1、2塁のピンチを招くと、渡部健人選手の適時二塁打で2点を先制される。しかし、2回表を3者凡退に抑えて試合の流れを取り戻し、3回裏に打線が1死1、3塁から横尾俊建選手の遊ゴロの間に1点を返す。
3回表から継投に移った楽天は救援陣が力投し、埼玉西武打線に追加点を許さないまま味方の反撃を待つ。特に、6回からは4イニング連続で3者凡退に抑える圧巻の投球で、9回裏の最後の攻撃に向けて流れをつくった。
相手先発の上間永遠投手の前に8回4安打に封じ込められる苦しい展開が続いた打線だったが、9回裏、先頭の内田靖人選手の打球は高々と舞い上がり、4号ソロに。土壇場で同点に追い付き、試合は延長戦へ突入した。
さらに10回裏、1死1、3塁という場面で、打席には途中出場のオコエ瑠偉選手。1塁走者の水上桂選手が盗塁を決めて2、3塁とすると、直球を捉えてセンター前へと運び、3塁走者が生還して試合終了。
勝利した楽天は、9回裏に内田選手の4号ソロで追い付くと、10回裏にはオコエ選手に今季初打点となるサヨナラ打が生まれ、3連勝を飾った。一方敗れた埼玉西武は、初回に幸先よく2点を先制するも、追加点が奪えず。8回4安打1失点と好投した上間投手に勝ちをつけることができなかった。
12345678910 計
西 2000000000 2
楽 0010000011X 3
西 上間永遠-伊藤翔-●大曲錬
楽 塩見貴洋-菅原秀-津留崎大成-高田萌生-渡邊佑樹-内間拓馬-森原康平-○池田駿
文・吉村穂乃香
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