中村奨吾が4安打&藤原恭大も今季初アーチを含む猛打賞の活躍で千葉ロッテがカード勝ち越し

パ・リーグ インサイト

2021.7.4(日) 17:45

千葉ロッテマリーンズ・藤原恭大選手(C)パーソル パ・リーグTV
千葉ロッテマリーンズ・藤原恭大選手(C)パーソル パ・リーグTV

 7月4日、ZOZOマリンスタジアムで行われた千葉ロッテと楽天の第14回戦は、8対6で千葉ロッテが勝利し、カード勝ち越しを決めた。

 千葉ロッテは初回、荻野貴司選手、藤原恭大選手の連打で無死2、3塁のチャンスをつくると、3番・中村奨吾選手が初球をレフト前に弾き返し、幸先よく2点を先制する。しかし先発・小島和哉投手は2回表、ディクソン選手の3号2ランで同点に追い付かれると、3回表には四球と安打で1死1、2塁とされ、島内宏明選手の適時二塁打で勝ち越しを許した。

 2点を追う打線は3回裏、先頭の藤原選手がライトスタンド中段に飛び込む今季1号ソロを放ち、1点差に詰め寄る。さらに中村選手とマーティン選手の連打などで無死満塁とすると、内野ゴロの間に1点を追加し、同点に追い付く。なおも1死2、3塁の好機で、福田秀平選手に今季初安打となる適時二塁打が生まれ、2点を勝ち越した。

 打線の奮起に応えたい小島投手は、毎回走者を出しながらも要所を締める粘りの投球で、5回を投げ切ったところで降板。6回表は2番手・東妻勇輔投手が代打・田中貴也選手の1号ソロを浴びて1点差と詰め寄られたが、直後の6回裏には中村選手の三塁線を破る適時二塁打で、再びリードを2点に広げた。
 
 終盤に差し掛かった7回表はハーマン投手が3者凡退の好リリーフで流れを渡さない。続く8回表は佐々木千隼投手が無失点でつなぐと、直後の8回裏には中村選手の本日3本目の適時打で1点を追加。3点リードで迎えた最終9回表は、益田直也投手が1点を失うもリードは守り抜き、8対6で試合終了。

 勝利した千葉ロッテは先発の小島投手が5回106球5安打3奪三振6四球4失点の内容で自身4連勝となる今季5勝目を挙げた。打線では中村選手が4安打4打点と連日の大活躍を見せ、藤原選手は猛打賞をマークした。一方、敗れた楽天は打線が3本塁打を含む6得点を挙げるも、先発の瀧中投手が2.1回6失点と役割を果たせず。「ボールが高くなってしまいました。 先制されたあとにすぐに追いついて、勝ち越してもらったのに。申し訳ないです」と悔しさを滲ませた。

  123456789 計
楽 022001001 6
ロ 20400101X 8

楽 ●瀧中瞭太-福山博之-福井優也-森原康平-内間拓馬
ロ ○小島和哉-東妻勇輔-ハーマン-佐々木千隼-S益田直也

文・和田信

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