福岡ソフトバンク・二保旭、阪神・中谷将大と交換トレードに「また一からの出発、前向きな気持ち」

Full-Count

2021.7.2(金) 16:54

交換トレードが発表された阪神・中谷将大(左)と福岡ソフトバンク・二保旭※写真提供:Full-Count(写真:荒川祐史、藤浦一都)
交換トレードが発表された阪神・中谷将大(左)と福岡ソフトバンク・二保旭※写真提供:Full-Count(写真:荒川祐史、藤浦一都)

中谷は2017年に20発の実績、二保は先発&リリーフ経験

 阪神の中谷将大外野手と福岡ソフトバンクの二保旭投手の交換トレードが成立したと、両球団が2日発表した。首位を走りながらも巨人に2ゲーム差に迫られた阪神と、首位オリックスを4ゲーム差で追う福岡ソフトバンクの思惑が一致し、合意に達した。

 中谷は2010年のドラフト3位で福岡工大城東から阪神に入団。右の大砲として期待され、プロ7年目の2017年には20本塁打、61打点、打率.241をマークした。しかし、2018年以降は打撃不振もあって出場機会を増やせず、今季はここまで1軍出場がなかった。福岡出身の28歳にとっては、地元に帰ることになる。

 2008年の育成ドラフト2位で九州国際大付から福岡ソフトバンクに入団した二保は、プロ4年目の2012年に支配下に。開幕1軍を勝ち取った2015年には、中継ぎとして44試合に登板し、6勝1敗5ホールド、防御率3.25をマークした。2019年からは先発に転向し、昨季は12試合で4勝5敗、防御率4.92。31歳を迎えた今季は5月に2試合先発したが、0勝1敗で抹消されていた。

 福岡ソフトバンクは5月に大関友久投手を育成から昇格させたものの、他球団からの補強はシーズンが始まってからは初めて。阪神も4月に育成の小野寺暖外野手を支配下登録しただけで、後半戦に向けテコ入れに着手した。二保のコメントは以下の通り。

二保旭投手
「また一からの出発だと思って頑張ろう、という前向きな気持ちです。育成から始まり、13年間もやれると思っていませんでしたが、スカウトの方をはじめ、監督・コーチ・選手・スタッフの皆さん、そしてファンの皆さんのおかげでここまでやってこれています。これから新しいチームで活躍する姿を見せて、その恩を返していければと思っています。ホークスとはライバルになりますが、交流戦や日本シリーズで投げるのを楽しみに頑張りたいです」

(Full-Count編集部)

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