山川穂高&川越誠司が一時同点弾を放つも、攻めきれず埼玉西武が敗戦

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2021.6.15(火) 21:16

埼玉西武ライオンズ・山川穂高選手(C)パーソル パ・リーグTV
埼玉西武ライオンズ・山川穂高選手(C)パーソル パ・リーグTV

 6月15日、マツダスタジアムで行われた広島と埼玉西武の「日本生命セ・パ交流戦 2021」第3回戦は、3対5で埼玉西武が敗戦。埼玉西武は交流戦全日程を7勝7敗4分で終了、この結果を受けて2009年以来の交流戦におけるパ・リーグの負け越しが決まった。

 埼玉西武の先発・松本航投手は立ち上がりの1回裏、小園海斗選手に適時二塁打を浴び1点を失う。直後の2回裏、山川穂高選手の安打などで1死1、3塁のチャンスをつくると、山田遥楓選手の犠飛で同点に追い付く。山田選手は「ホントに“気持ち”オンリーでした。ランナーをかえすことができて良かったです」とほっとした表情で振り返った。

 松本投手は4回裏に1点の勝ち越しを許し、続く5回表の打席に代打を送られて降板。すると、その打席に入った川越誠司選手が「スライダーが多いとのことだったので、初球からスライダーに合わせていきました。狙い通り打つことができました」と初球を捉え、これが同点の2号ソロに。しかし継投に入った5回裏、2番手・宮川哲投手が坂倉将吾選手の適時三塁打を浴びて1点を失う。

 打線は1点を追う7回表、「完璧の当たりでした!」と先頭・山川穂高選手の10号ソロで同点に追い付く。続く7回裏を森脇亮介投手が3者凡退に抑えるが、8回裏にはギャレット投手が2死から宇草孔基選手に2号2ランを浴びて2失点。2点を追う展開となった9回表は、広島の栗林良吏投手の前に3者凡退に終わり、3対5で試合終了。

 埼玉西武は先発・松本投手が「今日はボールが浮いてヒットを打たれてしまうなど、(球の)精度という部分が欠けていました」と4回5安打2四球2失点の内容。打線は勝ち越された直後に同点に追い付くなど粘りを見せたが、勝ち越しの好機にあと一本が出ず。一時同点弾を放った山川選手が6年連続の2桁本塁打をマークしている。

  123456789 計
西 010010100 3
広 10011002X 5

西 松本航-宮川哲-水上由伸-森脇亮介-●ギャレット
広 大瀬良大地-○塹江敦哉-S栗林良吏

文・丹羽海凪

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