5月はリーグトップの4勝、防御率1.97、34奪三振をマーク
福岡ソフトバンクのニック・マルティネス投手が5月度の「大樹生命月間MVP賞」を受賞した。5月だけで4勝をマークした新助っ人は会見で「とてもうれしいし光栄に思います。自分の力だけでは受賞できなかった。甲斐のリードや、チームのみんなの助けがあっての受賞なのでみんなに感謝したい」と語った。
今季北海道日本ハムから福岡ソフトバンクに移籍したマルティネスはリーグトップの4勝、防御率1.97、34奪三振をマークしてチームに貢献し、ローテの柱として活躍した。月間MVPは初受賞。来日4年目で初の月間MVP受賞となり「去年は納得いくシーズンではなかった。今季は貪欲にトレーニングしてきたし、甲斐ともうまく作り上げてこられている」と胸を張る。
登板後には必ずといっていいほど、捕手の甲斐に対しての感謝の言葉を並べるマルティネス。「キャッチャーとのコミュニケーションは大事。日本に数年いても打者の特徴、チームの特徴はまだ掴み切れていない。その理解度は甲斐のほうが深い。チームと甲斐のコミュニケーションも聞いているし、投手と捕手のコミュニケーションは大事だと思っている」と、甲斐の存在の大きさを認める。
「賞を光栄に思って、ただ、チームが目指しているのはもっともっと高いところ。それに貢献できるようにやっていきたい」と語るマルティネス。2年連続のリーグ優勝、5年連続の日本一に向け、助っ人右腕の働きは重要となる。
(福谷佑介 / Yusuke Fukutani)
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