6月1日、甲子園で行われた阪神とオリックスの「日本生命セ・パ交流戦 2021」第1回戦は、5対2でオリックスが勝利。ともに交流戦3勝3敗で迎えた関西ダービーを制した。
オリックスは2回表、2死から福田周平選手が安打で出塁すると、続く紅林弘太郎選手が初球を捉えて二塁打とし、先制に成功。紅林選手は4回表にも1死満塁という絶好機で打席に入り、遊ゴロで今試合2打点目を挙げた。
先発の山岡泰輔投手は初回、先頭の近本光司選手にいきなり二塁打を浴びたが、後続を断ち無失点で切り抜ける。2回裏からは3イニング連続で阪神打線を3者凡退に抑え込んでいたが、5回裏に四球と安打でピンチを招くと、西勇輝投手、近本選手に連続適時打を許し同点に追い付かれた。
同点で迎えた7回裏、1死2塁から代打・原口文仁選手に安打を打たれるも、気迫の前進守備を見せていた外野陣が本塁突入を阻止。2死1、3塁とし、打席にはこの試合2安打1打点の近本選手を迎えたが、ここを左飛に抑えて勝ち越しを防いだ。結局、山岡泰輔投手はこの回までで降板。7回107球5安打9奪三振2失点という投球内容だった。
ピンチをしのいだ直後の8回表、2死1、2塁から安達了一選手が適時打を放ち、待望の勝ち越し点を挙げる。さらに続く打者が四球を選んで満塁とすると、打席にはまたもや紅林選手。ふらふらと上がった打球が内野手と外野手の間に落ちる2点適時打になり、5対2と阪神を突き放した。
守護神が定まっていないなか、9回裏を任されたのは平野佳寿投手。先頭の5番・サンズ選手に二塁打を許したが、後続を3者連続三振に仕留め、試合終了。紅林選手が全5得点の内4打点を挙げる活躍を見せ、先発した山岡投手は今季3勝目を挙げた。
123456789 計
オ 010100030 5
神 000020000 2
オ ○山岡泰輔-ヒギンス-S平野佳寿
神 西勇輝-●岩崎優-馬場皐輔-石井大智
文・吉村穂乃香
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