5月27日、マツダスタジアムで行われた広島と埼玉西武の「日本生命セ・パ交流戦 2021」第1回戦は、4対4で引き分けに終わった。
打線は初回、3番・中村剛也選手の安打などで1死満塁の好機をつくると、「チャンスで打つことができて良かったです!」と山川穂高選手の適時二塁打などで3点を先制。続く2回表にも「ホームランになると思いました!」と若林楽人選手が手応え十分の2号ソロを放ち、4点を先行する。
埼玉西武の先発は、ニール投手に代わり急きょ登板となったダーモディ投手。「最初の1、2回は力が入りすぎていたかな」と2回裏に3連打で1点を失うが、走者を背負いながらも粘り強くピッチングを続ける。最終的には「徐々に力が抜けて、柔らかさが出てきた」と5回8安打5奪三振無四死球1失点でマウンドを降りた。
6回から継投に入った埼玉西武だったが、6回裏に失策も絡んで2点を失うと、7回裏には森脇亮介投手が1死1、3塁から坂倉将吾選手に犠飛を浴びて同点とされてしまう。しかし、なんとか逆転は許さず、8回裏はここまで防御率0.00の平良海馬投手が24試合目となるマウンドを無失点でつなぐ。
打線は3回以降チャンスをつくりながらも、得点に結び付けられず。9回裏はギャレット投手が登板し、4対4で試合終了。
埼玉西武は試合前の源田壮亮選手の新型コロナウイルス陽性判定を受け、急きょ先発のダーモディ投手が5回1失点の好投。「今日は急きょ先発と言われてびっくりした。だけど、すぐに『しっかり投げよう』。そんな気持ちになったよ。集中して投げていこうと心がけていたよ。マウンドに上がれば、やることは変わらないし、みんなを信じて投げるだけだった。いい仕事ができたんじゃないかと思っているよ」と登板を振り返った。
123456789 計
西 310000000 4
広 010000210 4
西 ダーモディ-十亀剣-武隈祥太-宮川哲-森脇亮介-平良海馬-ギャレット
広 床田寛樹-菊池保則-高橋樹也-大道温貴-塹江敦哉-栗林良吏
文・丹羽海凪
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