5月26日、バンテリンドームで行われた中日と福岡ソフトバンクの「日本生命セ・パ交流戦 2021」第2回戦は、4対3で福岡ソフトバンクが敗戦。中日相手に2連敗を喫し、カード負け越しが決まった。
福岡ソフトバンクは初回、先頭の川島慶三選手の安打、今宮健太選手の犠打で1死2塁のチャンスを作ると、3番・栗原陵矢選手が一塁線を破る適時打を放ち、2塁から川島選手が生還。中日先発・小笠原慎之介投手の立ち上がりを攻めて、打者3人で先制点を奪った。
今季初登板となった福岡ソフトバンクの先発・東浜巨投手は、直球や決め球のシンカーなどを駆使して、4回まで中日打線を1安打に抑え込む。しかし5回裏、1死1塁から6番・阿部寿樹選手に甘く入った変化球を左中間へ運ばれる二塁打を浴びて同点に追い付かれると、6回裏にはビシエド選手の適時打で勝ち越し点を奪われる。さらに、なおも満塁の場面では木下拓哉選手に適時打を許して、6回途中で降板となった。
先制から一転、2点を追いかける立場となった福岡ソフトバンクだったが、小笠原投手の前に5回以降は無安打と抑え込まれる。しかし8回表、この回から登板した中日の3番手・藤嶋健人投手から栗原選手が安打で出塁すると、続く柳田悠岐選手が初球を捉えると打球はレフトスタンドへ。打った瞬間に分かる10号2ランで試合を振り出しに戻した。
しかし直後の8回裏、この回から登板の泉圭輔投手が阿部選手に3号勝ち越しソロを被弾。再びリードを奪われて迎えた9回表は、又吉克樹投手の前に3者凡退に倒れ、4対3で試合終了。
福岡ソフトバンクは、東浜投手が5.2回97球7安打6奪三振2四死球3失点で今季初登板を白星で飾ることができず。「前半はとても良い感覚、良いペースで投げられていたので、6回裏は少し悔いが残る。イニング途中での降板になり、中継ぎの方には申し訳ないし、最後まで投げ切りたかった」と登板を振り返った。打線は栗原選手が先制打を含む猛打賞、柳田選手が同点弾を放つも、救援陣が終盤に粘り切れなかった。
123456789 計
ソ 100000020 3
中 00000301X 4
ソ 東浜巨-嘉弥真新也-板東湧梧-●泉圭輔
中 小笠原慎之介-谷元圭介-藤嶋健人-○福敬登-S又吉克樹
文・和田信
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