5月22日、PayPayドームで行われた福岡ソフトバンクとオリックスの第10回戦は、7対2で福岡ソフトバンクが大勝を収めた。

　福岡ソフトバンクは1回裏、1死から2番・甲斐拓也選手が四球を選ぶと、3番・栗原陵矢選手は安打でこれに続き、1死1、3塁とする。ここで4番・柳田悠岐選手に9号3ランが飛び出し、先制に成功。続く3回裏、栗原選手の安打などで2死2塁の好機を得ると、柳田選手が適時打を放ち、スコアを4対0とする。打った柳田選手は「追い込まれたのでとにかく当てにいきました。追加点を取ることができて良かったです」と自らの打席を振り返った。

　6回裏には5番・中村晃選手と6番・バレンティン選手の連打で1点を奪うと、野選の間にさらに1点を追加。なおも1死1、3塁の好機で1番・川島慶三選手に適時打が生まれ、リードを7点に広げる。頼もしい援護を受けた福岡ソフトバンクの先発・マルティネス投手は初回からテンポの良い投球でオリックス打線に付け入る隙を与えず、5回までノーヒットピッチングを披露。6回表に今試合初ヒットを許すも、要所を締める投球で7回2安打9奪三振無失点でマウンドを降りる。

　7点リードで迎えた8回表は2番手・モイネロ投手が登板し、走者を背負いながらも無失点に抑える。最終9回表は笠谷俊介投手が4番・杉本裕太郎選手に11号2ランを許し2点を献上するも、リードは譲らず7対2で試合終了。

　勝利した福岡ソフトバンクは先発・マルティネス投手が7回2安打9奪三振無失点の好投で今季3勝目を挙げた。打線も好機を逃さず、4番・柳田選手は先制本塁打を含む2安打4打点の活躍を見せた。一方、敗れたオリックスは先発・田嶋大樹投手が6回途中10安打7失点。打線も5回まで無安打に抑え込まれ、最終9回表に杉本選手が2ランを放つも、反撃及ばず悔しい敗戦となった。

　 １２３４５６７８９ 計
オ ００００００００２ ２
ソ ３０１００３００Ｘ ７

オ ●田嶋大樹-金田和之-漆原大晟
ソ ○マルティネス-モイネロ-笠谷俊介

文・後藤万結子

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