4月9日、京セラドーム大阪で行われたオリックスと北海道日本ハムの第1回戦は、2対1で北海道日本ハムが勝利した。勝利した北海道日本ハムは、逆転負けを喫した前試合から一転、終盤でリードを守り切り、引き分けを挟んでの連敗を「7」で止めた。
北海道日本ハムの先発は、今季初登板の金子弌大投手。昨季1勝と不本意な結果に終わった金子投手だったが、心機一転挑んだ今試合は立ち上がりから抜群の安定感を発揮する。初回から3イニングを無安打に抑えるなど、オリックスにつけ入る隙を与えず味方の援護を待つ。
援護したい打線だったが、オリックスの先発・山岡泰輔投手の前に得点を挙げることができない。近藤健介選手、淺間大基選手がそれぞれ2安打も後続が倒れ、0対0のまま試合は終盤へ突入する。
好投を続けていた金子投手だったがついに捉えられた。7回裏、1死2塁からT-岡田選手に先制の適時打を浴び、続くジョーンズ選手に死球を与えたところで降板。2番手の西村天裕投手も四球を与えて1死満塁の場面で、北海道日本ハムは堀瑞輝投手を投入。ここで堀投手は見事期待に応え、三振と内野ゴロで後続を打ち取り、追加点を許さなかった。
すると8回表、野選や併殺崩れなど守備陣のわずかな綻びから2死1、3塁の好機を迎え、打席にはここまで2安打と当たっている淺間選手。フルカウントからの6球目をはじき返し、レフト線を破る適時二塁打で逆転に成功。8回裏は前試合救援に失敗した宮西尚生投手が無失点で切り抜けると、9回裏は杉浦稔大投手が3人で抑え、試合終了。
勝利した北海道日本ハムは終盤に集中力を見せ、3月27日以来の勝利で今季2勝目。先発の金子投手は、6.1回3安打3奪三振3四死球1失点と粘投で試合を作った。一方敗れたオリックスは、先発の山岡投手が6回4安打5奪三振2四球無失点の投球内容も、味方の援護に恵まれず今季初勝利はお預けに。逆転を許した8回表は守備のわずかなミスが積み重なりピンチを拡大するなど、課題の残るゲームになった。
123456789 計
日 000000020 2
オ 000000100 1
日 金子弌大-西村天裕-○堀瑞輝-宮西尚生-S杉浦稔大
オ 山岡泰輔-富山凌雅-●平野佳寿-ヒギンス
文・小野寺穂高
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