先発の武田は4回無失点、2番手の二保も3回1失点と好投
■福岡ソフトバンク 4-1 中日(オープン戦・3日・PayPayドーム)
福岡ソフトバンクは3日、本拠地PayPayドームで中日とオープン戦を戦い、4-1で勝利した。上林誠知外野手、今宮健太内野手、真砂勇介外野手に一発が出て4得点。投げては先発の武田翔太投手が4回無失点、二保旭投手が3回1失点に抑えた。
開幕ローテ候補の相次ぐ好投に工藤公康監督も悩ましいことだろう。この日先発の武田は中日打線をわずか1安打に封じて4回無失点と好投。2番手の二保も1点こそ奪われたものの、3回1失点とまずまずの内容だった。前日2日には笠谷俊介投手と杉山一樹投手が無失点と好投しており、ここまで投げたローテ候補4人が揃って好投し、甲乙つけがたい内容となった。
これには工藤監督も「二保くんは1つ後退じゃないけど、他の3人がいいので。僕らも順番じゃないですけど、決めないといけないので。二保くんも1点取られたからといって、悪かったかと言えばそうじゃない」と投手陣を評価。開幕ローテは石川柊太、和田毅、高橋礼の3人は決定。残る3枠とこの4人と大竹耕太郎投手の5人が競うが、ハイレベルな争いが繰り広げられている。
また、この日は3番手で登板した大関友久投手も1イニングをパーフェクト投球。指揮官は「良かったですね。今は評価していますよ。モイネロ、嘉弥真は決まっているけど、もう1人左がいてくれると、ワンポイントやロングで考えられる。いいアピールしてくれている。チャンスと思ってやってくれれば、彼の未来は開けてくると思ってます」と高く評価した。支配下昇格どころか、開幕1軍の可能性すらあることを示していた。
打っては、打撃好調の上林が先制2ランを放ち、今宮、真砂にも本塁打が飛び出した。開幕スタメンを目指す上林の一発に指揮官は「いいですねえ。練習から大振りじゃなくてコンパクトに振って飛んでいる」と語り、その状態の良さを感じているようだった。
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