宇佐見真吾(うさみ・しんご)/捕手
#30/1993年6月4日生まれ
181cm・94kg/右投左打
柏市立柏高等学校、城西国際大学を経て、2015年ドラフト4位で巨人に入団。巨人時代は2年目の2017年8月8日に代打で一軍初出場、初安打を記録した。同18日にはプロ初本塁打となるサヨナラ2ランを放つなどその後も21試合に出場し、打率.350、4本塁打8打点という成績。インパクト大の活躍を見せてブレイクの年になった。
迎えた3年目だったが、二軍でもなかなか状態が上がらず。6月に一軍昇格したものの、前年とは打って変わって打率は.104と低迷。出場も29試合にとどまった。2019年になると、炭谷銀仁朗選手の加入もあり正捕手争いは激化。宇佐見選手は6月1日までに一軍出場はわずか3試合と苦しい状況に立っていた。そして同月26日、吉川光夫投手とともに北海道日本ハムへトレード移籍が決まった。
トレード発表から2日後の6月28日に入団会見が行われると、同日に出場登録され試合にも6回から出場。新天地でのスタートは予想以上に早いものとなり、翌日にはスタメンマスクも被った。2019年シーズンはそのまま一軍帯同を続け、48試合に出場と開幕当初には想像できなかった一年を過ごした。
2020年は自身初の開幕マスクを務めスタート。7月23日には移籍後初本塁打を放つなど、自己最多の80試合に出場し3本塁打をマークした。しかし打率は.178と持ち味の打撃は発揮しきれず、レギュラー奪取とまではいかなかった。2021年は攻守にわたり安定した活躍を見せ、正捕手の座を捉えられるか。
【2020年一軍成績】
80試合 187打席30安打3本塁打15打点 打率.178 出塁率.213 OPS.450
文・鈴木優菜
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トレード後、すぐに登録され試合に出場したことからも、戦力として大きな期待をかけられていたことがうかがえる。試合ではユニフォームが間に合わず、實松一成選手(現・巨人二軍バッテリーコーチ)の「90」を着用した。
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