西川遥輝(にしかわ・はるき)/外野手
#7/1992年4月16日生まれ
181cm・79kg/右投左打
智辯和歌山高校から2010年ドラフト2位で北海道日本ハムに入団。1年目の2011年はファームで80試合に出場し、ファーム日本選手権では優秀選手賞に輝いた。開幕一軍でスタートした2012年は71試合に出場、打率.239を記録して存在感を見せる。2013年は2番・セカンドで開幕スタメンを勝ち取るとレギュラーに定着。6月にけがで長期離脱を余儀なくされるも、復帰して85試合に出場、22盗塁を記録した。
躍進の年となったのが4年目の2014年。この年はシーズン通じて143試合に出場し、43盗塁で初めて盗塁王に輝いた。それからはファイターズの中心選手として活躍し、2016年に打率.314、出塁率.405をマークしてベストナインに選出される。翌年の2017年には2度目の最多盗塁、ベストナイン、そして自身初のゴールデングラブ賞を獲得。2018年も44盗塁で3度目の最多盗塁を受賞した。
高いレベルで安定した成績を残せるリードオフマンとして、名実ともにファイターズの顔となった西川選手。3度盗塁王に輝きながら、通算盗塁成功率は2020年シーズン終了時点で86.4%と、数だけではないところも魅力的だ。2020年も切り込み隊長として打率.306、リーグトップの92四球を選び出塁率.430、42盗塁、リーグ2位の82得点と好成績をマーク。得点圏打率は.358と、勝負強さも発揮した。
同オフにはメジャー移籍を目指してポスティングシステムを利用したが、契約がまとまらずファイターズに残留。しかし、海外FA権の取得も間近なことから、今後の動向にも注目が集まる。夢を追いかけ結果を求めることがチームに勢いをつけることは間違いない。ファイターズの2016年以来のリーグ優勝、日本一に向けて必要不可欠な存在がさらに輝く姿に期待したい。
【2020年一軍成績】
115試合 523打席129安打5本塁打39打点 打率.306 出塁率.430 OPS.825
文・岡絃哉
西川選手をもっとよく知るために。パ・リーグ インサイトの過去の記事
・【高校野球企画】Youthful Days ~まだ見ぬ自分を追いかけて~ vol.7 西川遥輝選手[北海道日本ハム]
ライター・谷上氏が、西川選手の高校時代を振り返る記事。1年生の頃から非凡な打撃を見せる一方で、けがに悩まされた3年間だった。
・北海道日本ハム・ポリーちゃんがあの声出しの裏側を語る!
2017年、ファイターズのポリーポラリスが試合前の声出しに参加した動画を紹介。その輪の中にいた西川選手のリアクションは……?
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