柳町達~強打者ぞろいの鷹外野陣に挑戦する新星。その打力で次世代の核となる~(福岡ソフトバンクホークス)【インサイト的選手名鑑】
パ・リーグ インサイト
2021.2.27(土) 10:50
柳町達(やなぎまち・たつる)/外野手
#32/1997年4月20日生まれ
180cm・78kg/右投左打
慶應義塾高校、慶応義塾大学を経て2019年ドラフト5位で福岡ソフトバンクに入団。高校時代に甲子園出場経験はないが、大学進学後は東京六大学野球のリーグ戦で1年春から出場し、いきなりベストナインに輝くなどの活躍を見せた。2018年、2019年には侍ジャパン大学代表にも選出され、その打力の評価も高い。
1年目として迎えた2020年、春季キャンプではA班に抜てきされる。新型コロナウイルスの影響で開幕が遅れたが、5月末の紅白戦でムーア投手から3ランを放つなどアピールを続け、開幕一軍入りをつかみ取った。
シーズンに入り、6月21日の千葉ロッテ戦で右翼の守備でプロ初出場。7月4日に登録抹消されたが、その後ファームで58試合に出場し打率.295の数字を残すと、開幕以来の一軍昇格を果たす。そして10月31日の埼玉西武戦で途中出場すると、プロ6打席目で初ヒットを放った。最終的に一軍では守備からの出場を中心に12試合に出場した。
4年連続の日本一を成し遂げた福岡ソフトバンクのレギュラー陣は強打者ぞろい。自身のポジションを確立するためには、さらなるレベルアップが必要だ。広角に打ち分けるバットコントロールを武器に、次世代のホークスを担う逸材、柳町選手の戦いは始まっている。
【2020年一軍成績】
12試合 6打席1安打0本塁打1打点 打率.250 出塁率.400 OPS.650
文・北嶋楓香
柳町選手をもっとよく知るために。パ・リーグ インサイトの過去の記事
・鷹ドラ5柳町、14年ぶり新人野手で開幕1軍 松田宣以来に「素直に嬉しい」
2020年シーズン、開幕一軍を勝ち取った柳町選手。これは新人野手としては松田宣浩選手以来14年ぶりのことだったという。その後の一軍出場こそ多くはなかったが、首脳陣も柳町選手を評価しての開幕一軍だった。
・鷹の熾烈な外野手争い 実戦打率.833で猛アピールする要注目のダークホースとは?
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