26日、楽天生命パークでは楽天と千葉ロッテのカード最終戦が行われる。延長10回にもつれ込んだ25日の試合では、一挙4得点の集中打を見せた千葉ロッテが7対3で勝利を飾り、連敗を5で止めている。
対する楽天は連敗が3に伸びてしまっており、28日から行われる絶好調の埼玉西武との3連戦に悪い流れのまま突入するのは避けたいところ。2連戦を締めくくる26日の試合の見どころを挙げていきたい。
【今季対戦成績】
楽天→1勝3敗0分、千葉ロッテ→3勝1敗0分
【昨季対戦成績】
楽天→15勝1分、千葉ロッテ→9勝1分
26日の楽天の予告先発は辛島投手。前回登板の福岡ソフトバンク戦では、4回1/3を3失点で今季初黒星を喫してしまったが、ここまで防御率2.55と好投を続けている。ただ昨季は本拠地で8試合に登板して0勝5敗、防御率6.18と非常に相性が悪かった。辛島投手のお立ち台を待っている都の杜のファンのためにも、粘り強く打線の援護を待ちたい。
また、楽天は25日の試合に敗れこそしたものの、打撃不振にあえいでいた銀次選手が先制打を含む4安打の活躍を見せ、同じく開幕から苦しんでいたハーマン投手と松井投手も無失点リリーフを決めるなど、今後に向けた明るい兆しも多い。この復調が本物かどうか見極めるためにも、26日の試合で先述の選手たちが見せてくれるプレーは重要になってきそうだ。
千葉ロッテの予告先発はエースの涌井投手。前回登板のオリックス戦では7回2/3を3失点と試合を作ったものの、打線の援護なく黒星を喫し、ここまで4試合で1勝2敗と勝ち星を伸ばせていない。開幕戦で7回無失点の好投を披露した楽天を相手に今季2勝目をマークし、自身の借金を清算することができるだろうか。
千葉ロッテ打線は、9番に下がった藤岡裕選手からトップの荻野貴選手へとつながっていく新機軸が機能し、藤岡裕選手が二塁打を放ったイニングに多くの得点を奪うことに成功している。チームを上昇気流に乗せるためにも、新「9番・1番」の2人が二夜連続で躍動を見せられるかが、ひとつのカギになってきそうだ。
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