巨人では去年から野上や鍬原が外れ、田中豊や横川らメンバー入り
日本野球機構(NPB)は19日、21日から巨人と福岡ソフトバンクの顔合わせで行われる「SMBC日本シリーズ2020」の出場有資格名簿40人枠を公示した。日本シリーズはこの40人枠の中から、毎試合ベンチ入りする26人を決めることができるが、40人枠に入らなかった選手はシリーズには一切出場はできない。
今季の日本シリーズは巨人と福岡ソフトバンクと、昨年と同じ顔合わせで行われる。2年連続で日本シリーズが同じチーム同士で行われるのは2006年、2007年に中日と北海道日本ハムが対戦して以来となる。ただ、1年前とはそれぞれまた異なるチームとなっている。
そこでここでは昨季と今季で、出場資格者40人の顔触れにどんな変化があるのか、両球団を見ていきたい。
昨季の雪辱を期す巨人は山口俊や澤村拓一、マシソン、ヤングマンらはチームから去り、阿部慎之助は引退して2軍監督となった。現役選手で見ると、投手では昨季は40人枠にいた野上亮磨、鍬原拓也、CC・メルセデス、高木京介らがメンバーから外れた。野手では小林誠司、山本泰寛、山下航汰らが枠から漏れた。
福岡ソフトバンクでは高谷や今宮が故障で外れ、ルーキー3人メンバー入り
一方で昨季いなかった選手で、新たに今季40人に入ってきた選手もいる。投手では北海道日本ハムを戦力外となり、今季巨人の育成選手として入団した田中豊樹や、畠世周や横川凱、大江竜聖ら、野手ではルーキーの山瀬慎之助、湯浅大、松原聖弥、千葉ロッテからトレードで加入した香月一也といった面々だ。
福岡ソフトバンクの投手では、昨季大活躍した甲斐野央、高橋純平の両右腕が故障、不振で今季は40人枠には入らず。松田遼馬や川原弘之も今年はメンバーから漏れた。右肩のコンディション不良で東浜巨も登録から外れた。野手では膝を痛めている高谷裕亮や故障離脱中の今宮健太、今季で退団する内川聖一らが40人枠から外れた。
一方でルーキーの津森宥紀、柳町達、海野隆司の3人が40人枠入り。杉山一樹や椎野新、泉圭輔、松本裕樹、笠谷俊介といった若い面々も、昨季はいなかったメンバーに今季は入った。
予想されるスターティングメンバーでも、巨人は松原、福岡ソフトバンクには周東という新たに定位置の座を掴んだ選手がいる。昨季と同じ顔合わせとはいえ、また別のチーム同士の戦いとなる日本シリーズ。果たして日本一の座を掴むのはどちらのチームだろうか。
(Full-Count編集部)
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