10月29日、札幌ドームで行われた北海道日本ハムとオリックスの第20回戦は、北海道日本ハムが4対3でサヨナラ勝利を収め、連勝を「3」に伸ばした。
北海道日本ハムは2回裏、先頭の中田翔選手が二塁打で出塁すると、渡邉諒選手の適時打で1点を先制。序盤から援護を受けた先発・吉田輝星投手は、5回までオリックス打線を2安打無失点に抑える投球を披露するが、6回表に吉田正尚選手に逆転の14号3ランを許し、追う展開となる。
しかし直後の6回裏、5番・大田泰示選手の適時内野安打で1点差に詰め寄ると、なおも1死満塁の好機で7番・ビヤヌエバ選手が手堅く犠飛を放ち、試合を振り出しに戻す。その後、7回表は玉井大翔投手、8回表はロドリゲス投手がそれぞれ無失点に抑えると、9回表は堀瑞輝投手が3者凡退に抑え、試合は延長戦へ突入。
延長10回表は杉浦稔大投手が北海道日本ハムに移籍後初となる中継ぎのマウンドを無失点に抑える。続く10回裏、3番・西川遥輝選手が内野安打で出塁すると、すかさず盗塁を決め、さらに悪送球の間に3塁へ進塁。その後、申告敬遠で1死満塁として打席には渡邉選手。「絶対に返そうと思って打席に立った」と、比嘉幹貴投手からサヨナラとなる犠飛を放って試合終了。北海道日本ハムが4対3でサヨナラ勝利を収めた。
勝利した北海道日本ハムは、先発の吉田輝星投手が6回5安打1四球3奪三振3失点の投球。後を受けた中継ぎ陣も無失点でつなぎ、勝利を呼び込んだ。打線は、逆転された直後に追いつくなど粘りを見せると、延長10回裏に渡邉選手のサヨナラ犠飛で試合を決めた。一方、敗れたオリックスは吉田正尚選手の本塁打で一時はリードを奪うも、7回以降はわずか1安打にとどまるなど決定打に欠き、4連敗となった。
12345678910 計
オ 000003000 0 3
日 010002000 1X 4
オ 田嶋大樹-吉田凌-ヒギンス-ディクソン-●山田修義-比嘉幹貴
日 吉田輝星-玉井大翔-ロドリゲス-堀瑞輝-○杉浦稔大
文・小野寺穂高
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