千葉ロッテが敗れたため優勝へのマジックは3に
■埼玉西武 4-1 福岡ソフトバンク(24日・PayPayドーム)
福岡ソフトバンクは逆転負けし、連勝が12でストップした。本拠地PayPayドームで行われた埼玉西武戦。終盤まで1点をリードしたものの、セットアッパーのモイネロが大荒れ。岩嵜が中村に逆転満塁弾を浴びて試合をひっくり返され、工藤公康監督は「自分の責任」と試合後に語った。
2回に牧原のソロ本塁打で1点を先制した福岡ソフトバンク。先発の東浜は初回を3者凡退に封じる上々の立ち上がり。2回先頭の栗山に内野安打を許したが、併殺に仕留めると、3回からは5イニング連続で3者凡退に封じた。7回まで1安打無失点、21人で抑える準完全投球と好投した。
東浜の球数は7回を終えた段階で89球と少なかったが、福岡ソフトバンクベンチは継投を選択。勝利の方程式で逃げ切りを図ったが、2番手のモイネロが誤算だった。登板間隔が空いていたことも影響したのか、制球が定まらずに3つの四球を与えて満塁のピンチを招いて降板。あとを受けた岩嵜が中村に逆転満塁弾を浴びた。
指揮官は「100球いってなかったので考えたんですけど、モイネロくんが投げていないというのもあった。1番イヤだったのが栗山くんが1番タイミングが合っていた。結果がこうであれば、僕が交代させてモイネロくんをいかせたので、自分の責任かなと思います」と継投の理由を語った。
ちょうど2週間前の10月10日から始まった連勝は12でストップ。2位の千葉ロッテがオリックスに敗れたため、優勝へのマジックは3に減った。最短での優勝は27日の千葉ロッテ戦に。工藤監督は「自分たちの戦う試合の中で勝っていくということをやってきていますので、今日は今日で切り替えてまた明日、全力で戦っていきたいと思います」と気持ちを切り替えていた。
(福谷佑介 / Yusuke Fukutani)
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