チーム大敗で3連敗も気を吐く4打数2安打「オープン戦で凡打をけっこう打ってきたので…」
エンゼルスの大谷翔平が20日(日本時間21日)、本拠地ジャイアンツ戦で2試合連続「6番・DH」でスタメン出場し、4打数2安打と活躍。今季4度目のマルチ安打をマークしたが、エンゼルスは1-8で敗れ、痛恨の4連敗で首位陥落となった。5安打1得点に終わったチームで気を吐いた大谷は「しっかりアプローチできた」と話した。
前日のレッドソックス戦で4打数無安打3三振に終わっていた大谷。この日は1点ビハインドで迎えた2回、2死走者なしの場面で右腕サマージャのナックルカーブを完ぺきに捉え、鮮やかにセンター前にはじき返した。チーム初ヒットとなったが、続くシモンズは凡退した。
その後、1点を追う4回2死走者なしの第2打席では左飛、7点ビハインドとなった6回2死走者なしの第3打席でも救援右腕モロンタの前に再び左飛に倒れた。しかし、9回先頭の第4打席では左腕オーシックから右前打をマーク。野手スタメン9試合で4度目のマルチ安打をマークし、打率は.342に浮上した。
だが、エンゼルスは先発ヒーニーが炎上するなど8失点。打線も5安打1得点に終わり、4連敗を喫した。この4試合で35失点4得点と大敗が続いている。
前日は4打数無安打3三振に終わっていた大谷は試合後、「昨日と特に変わりはなかったですけど、各投手に合わせてのアプローチの仕方はしっかりできていたんじゃないかと思います」と振り返った。
1打席目はサマージャの2球目が大谷の肩付近を通過し、本拠地からは大ブーイング。直後の3球目を一塁線に痛烈にはじき返すも惜しくもファウルとなったが、1-2からの4球目を完ぺきに捉え、センター前に弾き返した。
これについては「一塁線に打ったのもインコースのボール気味の球だったので、紙一重でしたし、恐らくもうインコースはないんじゃないかなと思っていたので、何とか低めのカーブを打つことができたんじゃないかなと思ってます」と納得の表情だった。
開幕後、打撃好調を維持していることについては「オープン戦で凡打をけっこう打ってきたので、その凡打の内容を踏まえて次の打席でもっと良くなるように工夫しようと思ってますし、今日も2個レフトフライありましたけど、どうしてそうなったのかを常に考えながら次の打席に向けてやりたいなと思ってます」と話した大谷。
チームは大敗が続いているが、そのバットで今後も雰囲気を変えていきたいところだ。
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