「体の思うがままにやっているのがいいのかな」
■福岡ソフトバンク 11-4 楽天(18日・PayPayドーム)
福岡ソフトバンクの周東佑京内野手が4安打3盗塁の大活躍でチームを勝利に導いた。18日に本拠地PayPayドームで行われた楽天戦。3回に先制の適時打を放つと、そこから4安打の大当たり。1試合3盗塁を決めて、今季の盗塁数を39に伸ばした。
3回、2死から二塁打で出塁した川瀬を二塁に置き、周東が中前適時打。先制の一打となると、二塁への盗塁を決めて柳田の右中間を破る適時打で2点目のホームを踏んだ。5回には先頭打者としてセーフティバントを決めて出塁。二盗、三盗と決め、暴投で生還した。
6回には右翼線への三塁打を放って猛打賞とすると、8回の第4打席では右翼線への適時二塁打。グラシアルの適時打でまたしても本塁へと帰ってきた。この日は5打数4安打2打点3得点3盗塁の大活躍。試合後のお立ち台では「スキがあればどんどん行こうと思っているので、それが今日の結果に繋がった」と声を弾ませた。
今季の周東、日曜日に滅法強い。今季は13試合で43打数19安打で打率.441。9月27日の千葉ロッテ戦から4試合連続で3安打以上放っている。自身でも「日曜はよく打っているなと思います。1週間やってきて疲れていて、体の思うがままにやっているのがいいのかな」と笑う。
この日の3盗塁で北海道日本ハムの西川遥輝との差は5盗塁と差を広げた。「ここまできたら抜かされたくないという気持ちはあります」と盗塁王への意識をメラメラと燃やす。8連勝で3年ぶりの優勝に突き進む福岡ソフトバンクの中で、リードオフマンの周東の働きが光っている。
(福谷佑介 / Yusuke Fukutani)
記事提供: