8月16日、PayPayドームで行われた福岡ソフトバンクとオリックスの第12回戦は、
6対2で福岡ソフトバンクが勝利。終盤に追い上げを見せるオリックスを振り切り、今カード最終戦を白星で締めた。
初回、2死2塁の場面から4番・栗原陵矢選手が「上手く打つことができた」と適時打で先制点を挙げると、続く2回裏には7番・甲斐拓也選手の安打からチャンスを作り、9番・松田宣浩選手、1番・今宮健太選手の連続適時打で3点を追加。鷹打線が序盤からオリックス先発・アルバース投手を捉え、先発の石川柊太投手に援護点をもたらした。
中14日での登板となった石川投手は、不安定な制球から何度も得点圏に走者を進める場面がありながらも、変化球を決め球に要所を締めて5回までに1安打に抑える粘りの投球を披露。すると打線も石川投手の粘りに応えるように5回裏、5番・川島慶三選手がオリックスの3番手・澤田圭佑投手のカットボールをレフトスタンドへたたき込み中押しに成功。「自分が1番ビックリしています」とおよそ1カ月ぶりとなる2号ソロが飛び出してリードを5点とした。
石川投手は6回表に2死満塁のピンチを作ったところで降板。2番手・高橋礼投手が3球でこれを切り抜けて7回表も続投したが、西浦颯大選手の安打などから1死1、2塁とされ宗佑磨選手の適時打で1点を献上する。なおも1死2、3塁の場面で嘉弥真新也投手がマウンドへ上がったが、ここは犠飛による1失点に凌いでリードを保った。
8回表には4番手・泉圭輔投手が3人で抑えるとその裏、栗原選手が今日2本目の適時打を放ちダメ押し点を追加。4点リードとした9回表は、守護神・森唯斗投手が登板。危なげない投球でオリックス打線を3者凡退に抑えて6対2で試合終了。
福岡ソフトバンクが今日の白星で今カードでの成績を5勝1敗とし、大きく勝ち越す結果となった。石川投手は7四死球を与えながらも6回途中98球2安打8奪三振無失点で自身5連勝。しかし「自分らしいテンポの良い投球ができず、情けない気持ちです」と投球内容に関して悔しさをにじませた。一方の敗れたオリックスは先発したアルバース投手が2回4失点と誤算だった。また打線も序盤に訪れた再三のチャンスを生かせず、7回表に挙げた2得点のみに終わった。
123456789 計
オ 000000200 2
ソ 13001001X 6
オ ●アルバース-荒西祐大-澤田圭佑-村西良太-吉田凌-小林慶祐
ソ ○石川柊太-高橋礼-嘉弥真新也-泉圭輔-森唯斗
文・和田信
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