7月23日、オセアンバファローズスタジアム舞洲で行われたオリックスと広島のウエスタン・リーグ公式戦第8回戦は、3対5でオリックスが敗戦。リリーフが終盤に崩れ、惜敗した。

　オリックスの先発は富山凌雅投手。立ち上がりから2イニングを3者凡退に抑える好投を披露。4回表に連打からピンチを招き、小園海斗選手の2点適時三塁打などで3点を失ったが、この回以外は得点を許さず。結果的には6回を投げ、5安打4奪三振2四球3失点の内容でマウンドを降りた。

　力投に応えたい打線は6回裏、2番・福田周平選手が四球で出塁すると、2死から大下誠一郎選手、杉本裕太郎選手の連打で満塁の好機を演出。この場面で代打として打席に入った松井佑介選手が2点適時二塁打を放ち1点差に詰め寄ると、7回裏には福田選手が四球と盗塁で得点圏に進み、3番・中川圭太選手の適時打で試合は振り出しに。四球から得た好機を逃さず、スコアを3対3とした。

　継投に入ったオリックスは、7回表を小林慶祐投手が3者凡退でつないだが、8回表に澤田圭佑投手がつかまった。1死から連打を浴びると、石原貴規選手に適時打を許し、勝ち越し点を献上。続く9回表には4番手の中田惟斗投手が失策も絡んで1失点を喫し、2点を追う9回裏は中田廉投手の前に3者凡退に倒れ、3対5で試合終了。

　敗れたオリックスは先発した冨山投手が6回3失点の力投も、リリーフ陣が崩れた。打線は大下選手、杉本選手がマルチ安打を記録するなど9安打で3得点を挙げたが、反撃は及ばなかった。

　 １２３４５６７８９ 計
広 ０００３０００１１ ５
オ ０００００２１００ ３

広 モンティージャ-○藤井皓哉-今村猛-S中田廉
オ 富山凌雅-小林慶祐-澤田圭佑-●中田惟斗　

文・東海林諒平

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