今季初対戦の楽天と埼玉西武。カード初戦は両エースが激突する

パ・リーグ インサイト

2018.4.13(金) 09:30

14日にパ・リーグで唯一行われる試合は、埼玉西武と楽天の3連戦初戦。昨季熾烈な2位争いを繰り広げた両チームが、いよいよ今季初対戦を迎えた。好調・埼玉西武が勢いそのままに再び勝利を重ねるか、楽天が勢いを取り戻すか、その注目選手を紹介したい。

【昨季対戦成績】
楽天→8勝1分、埼玉西武→16勝1分

この試合のカギを握るのは、間違いなく両チームの先発投手だろう。楽天は則本投手、埼玉西武の先発は菊池投手が登板予定だ。両エースの投げ合いは昨年のクライマックスシリーズ初戦以来となる。

則本投手は、昨季は埼玉西武打線に対して防御率5.76と大きく苦戦。特に山川選手には打ち込まれた。開幕から好調を維持している強力打線は、昨季同様に手強い相手となる。

ただ、昨季記録した15勝のうち10勝は楽天生命パークで挙げたもので、防御率も2.19と球場との相性は抜群。前回登板の福岡ソフトバンク戦も楽天生命パークで行われ、8回2失点の好投で勝利を挙げている。本拠地のファンの前でどのような投球を見せるか、注目だ。

対する菊池投手は、昨季の楽天戦で8戦8勝0敗、3完投2完封、防御率0.82と抜群の好相性を誇っている。217個の三振のうち81個を奪うなど、楽天打線を全く寄せ付けなかった。前回登板のオリックス戦でも8回1失点で2勝目を挙げているだけに、3戦3勝が期待される。

そのためにも、楽天打線ではペゲーロ選手を警戒したい。昨季は菊池投手に対して打率.348と得意にしている。今季はまだ本調子とはいかないが、持ち味の長打力は健在だ。

則本投手がチームの代表として昨季の雪辱を晴らすか、菊池投手が昨季同様に相性の良さを見せ付けるか。いずれにせよ、13日の試合は序盤から目が離せない展開となりそうだ。

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